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アントワープ散歩

OostendeでEnsorの家を訪ねたら、Ensorの絵がまたみたくなった。それならば…、ベルギーを去る前にもう1度アントワープに行っておこう!! 素敵なことに、「Koninklijk Museum voor Schone Kunsten Antwerpen (アントワープ王立美術館)」は、毎月最終水曜日の午後は入館料がタダなのだ。

ここにはEnsorの作品が20点ほど集められた「Ensorの部屋」があり、彼の初期の頃から後期のものまでじっくり楽しむことができます。

Ensor以外で、ベルギーの私のお気に入り画家達…アントワープ散歩_b0111820_537251.jpg
「Henri De Braekeleer (1840-1888)」

写真のように写実的な絵を描く人です。
「居眠りする男性」もよく絵描けているけれど、背後にあるベルギーならではの「型押し革の壁紙」を精緻に表現しているところもじっくり見ちゃいます。(小さすぎて、この画像では何のことやらさっぱり分かりませんね。ゴメンナサイ。)

19世紀後半の絵画作品にはDe Braekeleerの絵のような雰囲気の作品が多く、私好みの絵にヒットする確率が高いなーと感じています。

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「Rik Wouters (1882-1916)」

34歳の若さで亡くなった、画家人生の短かった人。
いつも若々しくてはつらつとした同じ女性をモデルにした作品を描いています。(確か彼の妻。)

アントワープ王立美術館には光の射す明るい気持のいいエリアに、彼の作品を多数集めたコーナーがあります。



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「Gustave Van De Woestyne (1881-1947)」

普通っぽい人を、独特の味わいのあるタッチで描くこの人の絵が好き。特に、左にある「めくら」と名付けられたこの作品がお気に入りです。

派手さはないけれど、忘れられない絵のひとつ。

(上記絵はすべて、vlaamsekunstcollectie.beのデータベースより)


アントワープ王立美術館
 Leopold de Waelplaats 1-9, B-2000 Antwerpen
 10:00‐17:00 月曜休み
 www.kmska.be

帰り道に、前々から買おうと思っていた、「Philip's Biscuits」でクッキーを買いました。
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「Antwerpse Handjes (アントワープの手)」という、「手」をモチーフにしたビスケットが看板商品。それは必ず買うとして、他にもいっぱいクッキーの種類があります。「どれも自信作よ!!」と、お店のおねーさんが言うので、全種類少しずつ取り混ぜて250g袋詰めしてもらいました。
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あまり「手」には見えないけれど、手前左側にあるのが「Antwerpse Handjes」。これが、感動的に美味でした。バターがたっぷり使われていて、サクサクとした食感と、心地よいバターの塩気。 「これは、確かに看板商品の貫録だわー」と、手が止まらないですよ。

その他にも、シナモンの効いたベルギーのSpeculoos等(ここのは硬め)、どれも満足の味。
あぁ、Antwerpse Handjesは「また食べたーいっ」って夢に出てきそうです…。

Philip's Biscuits
 Korte Gasthuisstraat 11, B-2000 Antwerpen
by hanatomo31 | 2008-08-30 06:28 | ベルギーBelgium

座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」


by ハナトモ