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プラハ20世紀の建物

プラハの古い教会やお城も素敵ですが、20世紀の建築もなかなかおしゃれです。

20世紀初頭、1910年頃の「キュビズム様式」の建物巡りをしました。キュビズムはピカソやブラックなどの絵画でよく知られていますが、チェコでは建築や家具などの分野でもかなり盛んでした。

<Hodek Appartments>
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Joesef Chochol氏が1913年に建てた集合住宅です。建物は大きく、道路はそれほど広くないので全景を写真に収めるのは難しく、この角度が一番建物の特徴をとらえていると思います。直線的な、宝石のカットのような装飾がキュビズムの建築の特徴で、窓 周辺に施されていることが多い。

キュビズム様式は当時フランスで流行していたので、「西ヨーロッパの国々の文化/流行にチェコも敏感に反応しているんですよ」という、チェコ人アーティストたちの外国へのアピールだったのだそうです。

住所: Neklanova通り, Praha, Czech

<Rasinovo Nabrezi 3つの家>
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3つあるうち、2つしか写真はありませんが、前出のJosef Chochol氏の1914年作のキュビズム建築です。

やはり建物の特徴は窓部分の装飾に一番よく表れています。特に、ピンク色の建物は窓ガラスが星形にトリミングされていて、とても個性的。
(この建物はかなり好きだったので、別角度からもう1枚)
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住所: Rasinovo Nabrezi 6-10, Praha, Czech

<Libusina House>
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この家は1913年の作品で、これまた同氏の作。建物だけでなく、庭のフェンスに至るまで、キュビズムのカクカクした様式を取り入れているのが分かります。100年近く前に建てられたものであるにも関わらず、あまり古く感じないのはヨーロッパの都市の他の建物がもっと古いからでしょうか?

Libusina Houseも、ピンクの家も現在は広告代理店のオフィスとして使われていました。
おしゃれで、建築的価値の高い建物が仕事場だなんて羨ましいわ。

住所: Libusina通り, Praha, Czech
(上記3つの建物はすべて近接しているので、短時間で歩いて巡ることができます。)

<キュビスム家具>
キュビズムをもっと味わうには、「Muzeum českého kubismu」へ。チェコ人のキュビズム・アーティストの絵画や彫刻、そして家具などが展示されています。決して展示の数は多くないので、多少拍子抜けするかもしれません。
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座り心地重視のソファ、イスではないけれど、キュビズム色満開!!です。私は彫刻よりも、家具や食器(陶器)などの生活道具の方が興味があるので、その展示コーナーに釘づけでした。

ちなみに、ミュージアムショップがなかなか充実していて、高価ではありますがキュビズムのティーセットや、家具、壁紙、画集などが小さいお店ながら魅力的なモノが沢山置いてあります。(おかげで物欲のカタマリになってしまった自分をなだめるのが大変。我慢して何も買わなかったですよ。)

そして、「Grand Cafe Orient」という同じくミュージアムにあるカフェもなかなか素敵です。内装も、使っているティーセットもキュビズム。キュビズム三昧です。

住所: Ovocný trh 19, Praha, Czech
  ミュージアム: 10:00‐18:00 月曜休
  カフェ: 毎日営業 10:00-22:00

<Dancing House / Tancici budova>
キュビズムではなくて、20世紀末のモダン建築で面白い物もあります。
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1996年にFrank Gehry / Vlado Milunicのコンビが建てた、「Dancing Building」

左側にあるガラスファサードの部分を女性、右側のベージュのタワーを男性に見立てて、「Fred & Ginger (Fred Astaire & Ginger Rogers)」とも呼ばれるとか。

とても自由に揺れているようなデザインのビルですが、建物のファサードに入った波打つ筋や、高さがバラバラになった窓による効果です。よーく目を凝らしてみると、フロアはちゃんと一律の高さを保っているので、機能上は全く問題なさそうです。

住所: Rasinovo nabrezi 80, Praha, Czech
(前出のキュビズムの家からも歩いていける距離にあります。)
by hanatomo31 | 2008-08-13 04:43 | チェコCzech

座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」


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