謎のリキュール「アルケルメス」
2008年 02月 15日
フィレンツェで仕入れたちょっと珍しいリキュール「アルケルメス(Alkermes)」。
この赤いリキュールがそれ。謎のポイントは、この「赤い色」が何によって作られているかなんだけど、実は「えんじ虫」というサボテン等に生息する虫を乾かして、煮出して作られているそうです…!! ええええー、虫ですかぁー…。
なんだかちょっと(かなり?) 気味が悪いですね。でも、この「えんじ虫、別名:コチニール色素」は天然の赤い色素として昔から広く使われているらしく、今でもお酒やハムなどの食品にも使われているんだって。イタリアのリキュール「カンパリ」の鮮やかな赤い色も、えんじ虫のおかげ。
怖いもの見たさ(飲みたさ?)で買ってはみたものの、「虫由来」といわれるとちょっと気持ち悪かった私も、カンパリでも使われていることですっかり安心して味わってみました。
アルコール度数は30度。口に含むと、とっても甘くて、そして喉がかぁぁーっと熱くなります。シナモンとクローブの香りをまず最初に鼻で感じていると、すぐにお花の香りに変わります。
なんだかスパイシーな香水を飲んでいるかのよう…。
アルケルメスを買ったのは、フィレンツェの歴史ある薬局「サンタマリア・ノヴェッラ薬局」にて。ここでは12世紀から続く、修道士達秘伝のレシピのお薬リキュールや、香水、化粧品などが買えます。アルケルメスも1743年に作られたレシピが今も守られているのだそう。
遠い昔の人も「えんじ虫…キモイかも」って思いながら飲んでいたんでしょうかね。
Officina Profumo Farmaceutica di Santa Maria Novella
Via della Scala 16, Firenze
Tel: +39 055 216 276
9:30~19:30 月曜休み
なんだかちょっと(かなり?) 気味が悪いですね。でも、この「えんじ虫、別名:コチニール色素」は天然の赤い色素として昔から広く使われているらしく、今でもお酒やハムなどの食品にも使われているんだって。イタリアのリキュール「カンパリ」の鮮やかな赤い色も、えんじ虫のおかげ。
怖いもの見たさ(飲みたさ?)で買ってはみたものの、「虫由来」といわれるとちょっと気持ち悪かった私も、カンパリでも使われていることですっかり安心して味わってみました。
アルコール度数は30度。口に含むと、とっても甘くて、そして喉がかぁぁーっと熱くなります。シナモンとクローブの香りをまず最初に鼻で感じていると、すぐにお花の香りに変わります。
なんだかスパイシーな香水を飲んでいるかのよう…。
遠い昔の人も「えんじ虫…キモイかも」って思いながら飲んでいたんでしょうかね。
Officina Profumo Farmaceutica di Santa Maria Novella
Via della Scala 16, Firenze
Tel: +39 055 216 276
9:30~19:30 月曜休み
by hanatomo31
| 2008-02-15 05:13
| イタリアItaly