塩坑に入る
2007年 09月 20日
オーストリアは岩塩の名産地。サルツブルグという街の由来も「Salz(塩の) Burg(城)」という名前だしね。はるか昔(7000年前)から、古代人は山を削って塩を採取していたそうです。
ガイドブックを見ていると、世界最古の塩坑があるというので入ってみることにしました。塩坑のある街は、Salzburgから20-30KmのところにあるHallstatt(ハルシュタット)。塩坑以外には、美しい湖と山しかない超田舎。
塩坑は山の山頂にある入口から入るので、登山電車で登ります。出発地点から、下車地点まで350mもの高低差があるこの電車、スピードが思いのほか早いし、風が吹くと横ゆれするし、全面ガラス張りなので下を見ては足がすくむ、なかなかコワイ乗り物です。(でもなんだかんだ言って楽しかったりもする)
塩坑の中に入る時には、こんなものすごいおしゃれな作業着にみんな着替えさせられます。なんかTV番組「銭金」の衣装みたいじゃないですか??この作業着は外人も面白いらしく、みんな着替えをしながら大盛り上がり。写真撮りあっていました。 それはどうしてかというと…塩坑の中には「超ロング滑り台」があって、中を移動中に2回も滑るのです。大人2人で一緒に滑ると時速30km以上も出るのでなかなかスリルがあります。それで、洋服が擦れてしまうのでこの作業着を着るわけですね。塩で洋服が汚れる訳じゃない。 塩坑の中ではガイドのお姉さんが、なぜオーストリアに岩塩が豊富にあるのかとか、先史時代からどのように塩を掘って来たかとか、いかに塩が暮らしに欠かせないかとか、塩に関するマニアック情報をいろいろ教えてくれます。ドイツ語だと説明が丁寧だけど、英語の時はちょっと手抜き。
町に着くまでの道路や、施設の中にも、塩の中で事故死した古代人「Man in Salt / 塩漬けミイラ男」の話がずっと紹介されているので、「ミイラが見れるのかしら??」とわくわくしながら見学を続けること約1時間。やがて、お姉さんは「Man in Saltの紹介ビデオを見ましょう」と映像のスイッチを入れ…発覚したのは、Man in Saltは現存しないということ。この町に伝わる伝説なんだって。… 「これだけ期待させておいて、それだけー!」と、怒りを覚えながら見学は終了。
帰りは、塩坑の中を走るトロッコに乗って帰ります。 真っ暗な、小さな穴の中を進むトロッコに乗るだけでもなかなか面白いもので、さっきまでのミイラがみれなかった残念さも少し癒されたかも。
オーストリアに限らないけど、結構ヨーロッパってこういうちょっとまじめっぽい観光地が充実しているように思います。見知らぬ人が数十人集まってガイドさんとともに見学するのは意外な発見もたくさんあってたいてい期待以上のことが多い。ちなみに、この塩坑見学も期待以上に満喫しました。
ガイドブックを見ていると、世界最古の塩坑があるというので入ってみることにしました。塩坑のある街は、Salzburgから20-30KmのところにあるHallstatt(ハルシュタット)。塩坑以外には、美しい湖と山しかない超田舎。
塩坑は山の山頂にある入口から入るので、登山電車で登ります。出発地点から、下車地点まで350mもの高低差があるこの電車、スピードが思いのほか早いし、風が吹くと横ゆれするし、全面ガラス張りなので下を見ては足がすくむ、なかなかコワイ乗り物です。(でもなんだかんだ言って楽しかったりもする)
塩坑の中に入る時には、こんなものすごいおしゃれな作業着にみんな着替えさせられます。なんかTV番組「銭金」の衣装みたいじゃないですか??この作業着は外人も面白いらしく、みんな着替えをしながら大盛り上がり。写真撮りあっていました。
町に着くまでの道路や、施設の中にも、塩の中で事故死した古代人「Man in Salt / 塩漬けミイラ男」の話がずっと紹介されているので、「ミイラが見れるのかしら??」とわくわくしながら見学を続けること約1時間。やがて、お姉さんは「Man in Saltの紹介ビデオを見ましょう」と映像のスイッチを入れ…発覚したのは、Man in Saltは現存しないということ。この町に伝わる伝説なんだって。… 「これだけ期待させておいて、それだけー!」と、怒りを覚えながら見学は終了。
帰りは、塩坑の中を走るトロッコに乗って帰ります。
オーストリアに限らないけど、結構ヨーロッパってこういうちょっとまじめっぽい観光地が充実しているように思います。見知らぬ人が数十人集まってガイドさんとともに見学するのは意外な発見もたくさんあってたいてい期待以上のことが多い。ちなみに、この塩坑見学も期待以上に満喫しました。
by hanatomo31
| 2007-09-20 04:03
| オーストリアAustria