シンガポール建国50周年間近
2015年 08月 04日
シンガポールは今年の8月9日に建国50周年を迎えます。もう、あと数日。
リー・クアンユー人形‼ (やっぱり私は人形好きなのかなぁ?) 高さ15㎝程度のフィギュアで、かなり精巧に作られたもの。右の拳を高く上げたこのポーズ、とてもそれらしい特徴をとらえています。それに着ているものは白いポロシャツに白いズボン。一昔前の体操の先生みたいな格好だけど、贅沢を好まなかった彼らしい衣装なのではと思います。 違うバージョンで、青い中華服を着ているものも。そんな時でも足元はスニーカー。
夏を札幌で過ごしているのでその熱気を直に感じることができませんが、2015年になって以来ずっとシンガポールでは建国50周年にちなんだ記念品やプロモーションがあちこちこで行われています。それを毎日目にしていると、シンガポール人でない私も祭りムードに便乗したくなります。
そんな祭りムードの中、建国の父「Lee Kuan Yew / リー・クアンユー」が体調を崩し入院、そして3月には逝去。国中を上げて喪に服し、彼の成し遂げた業績に感謝する機運がますます高まりました。8月9日の「ナショナルデー / National Day」を彼も自分の目で見届けたかったことでしょう。
7月、8月のシンガポールのニュースを遠隔で見ていると、より一層熱気が高まっているのが伝わってきます。建国50周年のロゴ「SG50」をあしらった商品はあちこちに。各種企業もSG50にちなんだプロモーションを展開し、消費を煽ります。「8月9日当日は赤い服で祝賀の気持ちを表そう!」って、贔屓の古着屋さんも赤いドレスを猛烈プッシュしていたのには「その手があったか!」と感心してみたり。
そういう社会のムードに影響されて、6月頃の私はこんなものが欲しいような気になってしまいました…。
リー氏が亡くなった悲しみムードに乗せられて、自分も彼の記念になるようなものが欲しい気がしちゃったんですが…なんたって、このフィギュアは1体 900シンガポールドル‼ 値段を知った瞬間に欲しかった気持ちもしゅんとしぼんでしまいました。さすがにね…。
今こうして時間と距離を置いて冷静になって振り返ってみると、自分のことなのにこんなに気持ちが高ぶっていたのかと思うと不思議にすら感じます。もしあのフィギュアが、例えば150シンガポールドルだったら、私は買っていたのかしら…?!
ちなみに、リー・クアンユーのフィギュアはSAM(Singapore Art Museum)のギフトショップで買うことができますよ。
by hanatomo31
| 2015-08-04 23:57
| シンガポールSingapore