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香港の地下鉄で

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ストックホルムから向かった先は香港。西北から今度はシンガポールを飛び越えて、ぐーんと東へ。びゅーん。かなりの長旅でしたが、どうにかなるもの。香港のホテルに着いた後もしっかりと食欲もあったし、体を動かしたい気持ちもあって街へ出ました。

しかし、北欧の乾燥して涼しい気候に数日ですっかり慣れきった体には、香港のじっとり湿っぽくて暑い東南アジア特有の気候はキツかった…。それにね、GW頃の香港って雨季なんだそう。そりゃね、蒸し暑いわよ。食事を終えたら、外を歩いて夜景を楽しみたかった気持ちはすっかり無くなってしまって、写真は数枚のみ。
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気を取り直して翌日は娘と2人で香港の街をぶらぶらと散歩してみました。今回の移動のメインは地下鉄(MTR)。時差ボケの幼児連れなのでいつ寝てしまうかわからないため、終始ベビーカー利用です。
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香港の地下鉄は概してキレイな印象です。混み具合は当然ながら時間帯によってかなり差があって、平日の日中だとこんなにガラガラ。ラッシュ時は日本ほどではないにせよ、かなりの混雑です。

写真を見て気づくかわからないけれど、席はすべてステンレス製。シンガポールの地下鉄(MRT)も座席はプラスチックで硬いのだけど、香港のは硬くて冷たい! 座り心地はお世辞にもいいとは言えないけれど、掃除は楽そう。不特定多数の人が利用するものだし、長時間乗るものでもないから座り心地を追求する必要もないし、合理的といえば合理的なのかもね?

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ところで、香港の地下鉄で少々困ったのはエレベーターが少ないこと。地下鉄の駅は出口の数は多いのに、エレベーター利用のルートは1つしかないことが多く苦労しました。25kg近くある寝た子ども&ベビーカーを1人で担いで階段を上り下りするのは無理で、かなり遠回りしてもエレベーターを探したのだけど、どうしても見つからない時が何度も。これは土地勘のない旅人には辛かった。図々しいと思いつつも思い切って通りすがりの人に声をかけ、助けてもらって乗り切りました。

そんな中で気づいたのですが、助けてくれた人はいわゆる「中華系の人ではない」ことが多かった。外国人なのか、中国人であったとしても西の出身、もしくは南方系の顔立ちの人ばかり。東南アジア、南アジア、中央アジア系の男性は子ども好き、面倒見のよい傾向が強いのはざっくりとした印象です。

実はこれはシンガポールにいても同じような傾向があって、男性の場合はインド系、マレー系の人たちは明らかに中華系の男性よりも子ども好き。インド&マレー系の彼らはおじさんだろうが、若者だろうが年齢に関係なく、小さな子どもを見ればとりあえず子どもの気を引こうとする/遊ぼうとすることにシンガポールに来た当初は驚きました。(注: シンガポール人は中華系でも誰でも、概して子連れやお年寄りに優しい国。電車の中でも席を譲ったり…頻繁に行われています。)

文化的な違いなのだろうけれど、東文化圏(日本や香港)、西南文化圏(インドや東南アジア) ではなにが違いをもたらしているのかなぁ?と日々考えています。(大雑把に分けすぎでは?という指摘もあるでしょうが。) 宗教の違いも1つにはあるだろうし、子どもの数、都会度や社会のストレス度合も影響しているのかもしれません。

それに、シンガポールに関していえば、インド系の男性も単身で出稼ぎに来ているケースも多く、話を聞いてみると実はすごく若く見えるお兄ちゃんでも「国に2歳の子を残してきているんだ…」なんてこともザラで、私の娘を見て「自分の子を思い出しちゃったよ」と写真を見せてくれたこともありました。

地下鉄の話から逸れてしまったけれど、シンガポールに来てからずーっと気になっていたことが香港でも似たような傾向として感じられた、というお話でした。

by hanatomo31 | 2015-06-12 15:33 | 香港HongKong

座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」


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