猫山王との出会い
2013年 10月 01日
マレーシアの話題に翻って…どこから再開しようかなと考えましたが、やっぱりここは「猫山王」との出会いの話を。猫山王…知っている人は知ってるけれど、聞いたことがなければ一体何のことやらさっぱりわからない代物。
出会いはクアラルンプールからの日帰りマラッカの旅で、道端にあったスタンドにて。1日タクシーをチャーターして(前出の居眠り運転Mr.Robertではありませんよ!) いた際のドライバーさんが道中、「ドリアンはお好きかな?」と尋ね、「好きかどうか判断できるほど食べたことがない」と答えたらば、車を店先に横付けしてくれました。
スタンドでは数多くの種類のドリアンを取り扱っています。聞いたこともない名前が羅列されていますが、コレを見ただけでは私は選べない! こんな時言うべき言葉はひとつ。「おじちゃん、1番美味しいのを頂戴!」。
すると、奥からおじちゃんの手下であるお兄ちゃんが登場し、猫山王が積み上がった山の中から熟れていそうなのを1つ選び出し、目の前で長い包丁でバキッと割ってくれます。そう、猫山王とはドリアンの品種名なのでした。しかも、高級品種♪ 
なかから出てきたのは、こんな黄色いタラコのような袋状のもの。これがドリアン1房分なのですね。実そのものの大きさにもよるでしょうが、この時の1房は概ね小ぶりの皮付きバナナ1本分ぐらい。予想よりも大きく、やや戸惑う。自分の中ではまずは「味見を…」程度の心構えしかありませんでしたから。
実はこの房は2-3個に分割され、1つ1つに大きな種入り。その種の周りのふわふわの果肉が可食部というわけです。やっぱりまだ大きいわ。
では、1粒いくわよー! ガブッ。「………。」なんでしょうか、これは。
ドリアンは臭いからホテルや公共の交通機関に持ち込みが禁止されている(本当にそういうサインがある)、だのなんだの色々噂は聞いていたので、それなりに心の準備をしてから食べたつもりでしたが、やっぱり驚きを隠せませんでした。どうやら、隣で1粒口に含んだばかりの夫も同じ感想だったようで、思わず2人で無言で目を合わせる…。
とても複雑な味わいなんですね、ドリアンって。匂いは確かに臭く、私の口と鼻がとらえたのは「ニンニクやニラの匂いが強めの生ゴミ臭」。若干、甘いような香りもするけれど、全体を占拠しているのはニンニク&ニラ臭。いわゆる(トロピカル)フルーツに期待する系統の香りとは違った、独自の路線を走っている。うーん。
果肉はふわふわボヨボヨしていて、薄いけれどやや丈夫な皮を歯が突き破る先には、予想外にねっとりとしたクリーミーな果肉。カスタードクリームのようであるとも言えるけれど、カスタードクリームのような甘さとは違うため、やっぱりここでも期待値と実際に舌が今 感知している味とのギャップにパニックをしている感じ。(茶碗蒸しを「プリンだよ♪」と母に言われて食べ、期待と違う味にがっかりして茶碗蒸しが嫌いになった弟を思い出しました) まったりしているわりには味としてはそれほど強くなく、嗅覚の方に意識がいってしまう。
もしも、夫と完全に2人きりで食べていたのなら、「臭いな」「生ゴミだな」「あーだこーだ」好き勝手に食べた感想を言い合ったのでしょうけれど、この時は真横にインド系の運転手さんが張り付いてじっと見守っています。「どう? 好きかな?」とすかさず聞かれ、「そうね~、まだ好きってほどでも無いかもねぇ」とやんわり応じる。本当は、今日の味見はもう十分だから、適当なところで残して退散したかったのだけれど…そうもいかない。
「運転手さん、まるごと1個買ったんだし、一緒に食べましょうよぉ」と、気前の良い人を装い、誘いをかけてみるけれど、「いえいえ、せっかくだからご自分で食べたほうがいいでしょう」とな。あくまでもお客さんのものには手を出さない紳士的な人…ではなくて、もしかして運転手さんもドリアン好きじゃないんじゃないの?
運転手さんに断られたので、我々は目を白黒させながら必死で残りのドリアンも口に運んだのでした。全部で5房もあったので、最後の1房は互いに「どーぞ、どーぞ!」と譲り合い。
これまでに臭いと言われる食べ物は数多く食べてきたけれど、ドリアンの香りには撃沈。食べずに匂いを嗅ぐだけなら構わないけれど、口から鼻に生ゴミ臭が抜けるのはいただけません。食いしん坊としては「美味しかった!」「好きな味」「結構クセになるよ!」といった感想をここで書けないのが悔しい限りですが、ウソを書くわけにもいきません。1度目のドリアンアタックはこうして終了したのでした。…2度目、3度目に挑戦することはあるのだろうか!? あるかもね。
ここでの気付き: 私は発酵臭は得意だが、それ以外の臭い食べ物に対する経験値は低い。今後の強化項目ということになるかな?
ちなみに、ドリアンはカロリーもフルーツの中では高い方に属そう。ドリアンが大好きでたまらない人からすれば、「嗜好品にはトレードオフ(代償)がつきもの」と納得できるでしょうけれども、美味しく感じられなかった身としてはなんとも損した気分。
ドリアン食べた後に歯を磨きたくなりました。まったり、もったり感がしばらく取れないのよね…。






ドリアンは臭いからホテルや公共の交通機関に持ち込みが禁止されている(本当にそういうサインがある)、だのなんだの色々噂は聞いていたので、それなりに心の準備をしてから食べたつもりでしたが、やっぱり驚きを隠せませんでした。どうやら、隣で1粒口に含んだばかりの夫も同じ感想だったようで、思わず2人で無言で目を合わせる…。
とても複雑な味わいなんですね、ドリアンって。匂いは確かに臭く、私の口と鼻がとらえたのは「ニンニクやニラの匂いが強めの生ゴミ臭」。若干、甘いような香りもするけれど、全体を占拠しているのはニンニク&ニラ臭。いわゆる(トロピカル)フルーツに期待する系統の香りとは違った、独自の路線を走っている。うーん。
果肉はふわふわボヨボヨしていて、薄いけれどやや丈夫な皮を歯が突き破る先には、予想外にねっとりとしたクリーミーな果肉。カスタードクリームのようであるとも言えるけれど、カスタードクリームのような甘さとは違うため、やっぱりここでも期待値と実際に舌が今 感知している味とのギャップにパニックをしている感じ。(茶碗蒸しを「プリンだよ♪」と母に言われて食べ、期待と違う味にがっかりして茶碗蒸しが嫌いになった弟を思い出しました) まったりしているわりには味としてはそれほど強くなく、嗅覚の方に意識がいってしまう。
もしも、夫と完全に2人きりで食べていたのなら、「臭いな」「生ゴミだな」「あーだこーだ」好き勝手に食べた感想を言い合ったのでしょうけれど、この時は真横にインド系の運転手さんが張り付いてじっと見守っています。「どう? 好きかな?」とすかさず聞かれ、「そうね~、まだ好きってほどでも無いかもねぇ」とやんわり応じる。本当は、今日の味見はもう十分だから、適当なところで残して退散したかったのだけれど…そうもいかない。
「運転手さん、まるごと1個買ったんだし、一緒に食べましょうよぉ」と、気前の良い人を装い、誘いをかけてみるけれど、「いえいえ、せっかくだからご自分で食べたほうがいいでしょう」とな。あくまでもお客さんのものには手を出さない紳士的な人…ではなくて、もしかして運転手さんもドリアン好きじゃないんじゃないの?
運転手さんに断られたので、我々は目を白黒させながら必死で残りのドリアンも口に運んだのでした。全部で5房もあったので、最後の1房は互いに「どーぞ、どーぞ!」と譲り合い。
これまでに臭いと言われる食べ物は数多く食べてきたけれど、ドリアンの香りには撃沈。食べずに匂いを嗅ぐだけなら構わないけれど、口から鼻に生ゴミ臭が抜けるのはいただけません。食いしん坊としては「美味しかった!」「好きな味」「結構クセになるよ!」といった感想をここで書けないのが悔しい限りですが、ウソを書くわけにもいきません。1度目のドリアンアタックはこうして終了したのでした。…2度目、3度目に挑戦することはあるのだろうか!? あるかもね。
ここでの気付き: 私は発酵臭は得意だが、それ以外の臭い食べ物に対する経験値は低い。今後の強化項目ということになるかな?

ドリアン食べた後に歯を磨きたくなりました。まったり、もったり感がしばらく取れないのよね…。
by hanatomo31
| 2013-10-01 21:22
| マレーシアMalaysia

