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Belfast その1

久しぶりのアイルランドの旅の話題。(これだけ更新が空いてしまうと、もはや特集ではありませんね…)
さて、アイルランドから北へと足を伸ばして、北アイルランドの北の端っこにある自然の奇岩を訪れた話はすでに書きました。今度は都会の話。
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北アイルランドを旅の目的地に選んだ理由は奇岩を見るためだけではありませんでした。もう1つの目的はBelfastを訪れることでした。

北アイルランドは英国領であり、ベルファストは1960年代から始まった北アイルランド紛争の現場となったところ。1998年4月10日に「Good Friday Agreement (Belfast Agreement) / ベルファスト合意」によって約30年にわたって続いたの激しい抗争の収束を迎えました。

ベルファストでテロに怯えながら両親に付き添われて学校に通うこどもや、テロ行為による痛ましい市民の様子など、テレビの映像で見ていました。当時、あまり詳細なことまで理解していませんでしたが、「英国」という一見すると全く紛争とは縁の無さそうな国の中でそんな大変なことが起きていると事に対する違和感、非現実感にひどく戸惑ったのを覚えています。

そんな紛争の渦中にあった場所。今は和平が保たれている場所であるから(たまに事件も起きるようですが)、この機会にその現場を訪れて、自分の目で見てみたいと思ったのです。種類は違うけれどアウシュヴィッツダッハウの強制収容所を訪れた時のように、「なぜそんなに悲しい場所にあえて足を運ぶのか?」と問われると答えに困るのですが、おそらく「悲しいこと辛いことも含め、近現代の歴史の現場を自分の肌で感じてみたいから」ということなのかもしれません。(どこでも訪れたい訳でもないし、治安など考慮すべき要素もクリア出来ることはもちろん重要です。)

(なんだか話が長くなりそうですが、近頃はあまりブログ更新の時間が取れないので長く書くこともできず…)

ベルファストの街は「Queen Victoria / ヴィクトリア女王」の時代(1837-1901年)に大きく繁栄を迎えます。趣のある重厚な建物も残っており、おしゃれなレストランも結構あるし、デパートもまずまずだし、中心部は結構賑わっています。
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また、処女航海で沈没したかの有名な豪華客船「Titanic / タイタニック号」はヴィクトリア時代のすぐ後、1912年にベルファストで造られました。
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「Titanic Belfast」なるタイタニック号をテーマにしたミュージアム兼エンタテイメント施設もオープンし、市のイチオシの観光スポットとなっています。(ですが、私は一見の価値のある建物だけを鑑賞して、見学はしていません。)

結局、やや長くなりそうなので本題は次の記事で書くことにします。焦らすようでごめんなさい。間を空けずに更新したいと思っています。
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by hanatomo31 | 2013-05-17 00:24 | イギリスUK

座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」


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