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北欧菓子のお店「FIKA」のミニケーキ

ちょっと用事があってお出かけしたついでに、新宿伊勢丹にオープンしたばかりだという北欧菓子を専門に扱う「FIKA (フィーカ)」を覗きに行って来ました。お店の写真はありませんが、オープンしたばかりだということや、このところずっと「北欧ブーム」であることも手伝って大賑わい。(GWではない普通の週末に訪れました)

混雑は苦手ですから、さくっと「ミニケーキ6種詰め合わせ」を買って帰りました。
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手前の3つを左から順に「Radiokaka / ラジオカーカ」、「Prinsesstårta / プリンセストルタ」、「Vannbakelse / ヴァンバケルセ」

Radiokakaとはクッキーとチョコレートクリームを交互に重ねあわせ、クッキーがクリームの水分を吸ってしんなりするまでなじませてからケーキの様に切り分けて食べる、調理いらずの簡単なお菓子。お菓子が生まれた1920年代、シマシマになった層がまるでラジオの様に見えることからこの名前がつきました。

スウェーデンのケーキを代表するPrinsesstårtaは、緑色のマジパンが特徴の丸いケーキです。中には生クリームとジャムを挟んだスポンジケーキが入っています。(FIKAのケーキはシンプルにジャムだけ)

”プリンセス”の名が付いたのは、このケーキを考案した料理家のJenny Åkerströmがスウェーデン王室の3人のプリンセス(Märtha、Margaretha、Astrid)にこのケーキの作り方を教え、彼女たちが気に入ったことに因むのだとか。

Vannbakelseは、わかりやすく言えば日本でもお馴染みのシュークリームのこと。ノルウェーでの呼び名です。
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左から「Mazarin / マサリン」、「Kransekake / クランセカーケ」、「Morotskaka / モーロッツカーカ」

マジパンが入った小さなタルトにアイシングやジャムを塗って仕上げたMazarin。コーヒーのお供の焼き菓子の中では小ぶりな方ですが、実は見た目よりもずっしりしていて食べごたえのあります。FIKAのMazarinにいはラズベリーのジャムが。

Kransekakeとはデンマークやノルウェーで食べられるマジパンのリング状のケーキを塔の様に積み上げて飾り付けした華やかなもの。クリスマスやお正月、そして結婚式や洗礼式など、お祝いごとのあるときに欠かせないデザートです。ミニケーキ仕様のKransekakeはさすがにそのまま再現するのは難しかったようで、クッキーを4段に積み上げてその世界観を表現しています。

スウェーデン語で「キャロットケーキ」を意味するMorotskaka。素朴なキャロットケーキの上にアイシングがたっぷり載って、ほとんどどこのコーヒー屋さん、ベーカリーに置いてあります。でも、このケーキのように小さくて手間のかかったデコレーションをしたMorotskakaにはスウェーデンではまずお目にかかれないでしょうね。
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FIKAのケーキはどれ1つをとってもとても綺麗に作られていて、見るからに手先の器用な日本人の手によるもの。こうなるともはやこれは北欧菓子ではなく、日本のお菓子なのかも?! スウェーデンでこのミニケーキ詰め合わせを売り出したら、みんなびっくりしてしまうだろうなぁ! 日本流にアレンジされた北欧菓子、手土産にいかが?

お店では他に箱入りクッキーも買うことができます。

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by hanatomo31 | 2013-04-30 14:05 | 日本Japan

座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」


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