人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ジョージアン様式の扉

ジョージアン様式の扉_b0111820_204428100.jpg
ダブリンで撮り溜めた「Georgian Style Doors / ジョージアン様式の玄関扉」。アイルランドに限らず、英米文化圏に多く見られる建築様式の建物に見られるもの。その様式の名称の元にもなっている「George IV / ジョージ4世」が在位していた時期1720-1840年頃に流行したもの。
ジョージアン様式の扉_b0111820_20594944.jpg
多くの場合、石造りかレンガ造りの長屋のような建築で左右対称。3階建て+屋根裏部屋を備えたものが多く、窓は地階から順にだんだんと小さくなるのが特徴です。奥行きや、1軒の幅なども概ね共通しているようです。なかでも最も分かりやすい特徴としては「半円型の明かり取りを備えた玄関ドア」ではないでしょうか。
ジョージアン様式の扉_b0111820_2103791.jpg
ドアの左右にギリシャ風の柱をもち、上部にはレース模様を思わせる装飾的な窓付き。18世紀当時はどうだったのか分かりませんが、各戸毎に違う色に塗られたドアもチャーミングです。思い切った黄色やピンクなどの色合いもなぜかレンガや石造りの建物に馴染むから不思議です。
ジョージアン様式の扉_b0111820_2133994.jpg
建てたオーナーの懐次第だったのか、若干オプションの付いた扉も見受けられます。この扉の場合は柱の両脇にも縦長のガラスがはめられており、その結果上部の半円窓も大きく。より明るく、開放的な玄関になっているはずです。
ジョージアン様式の扉_b0111820_2173018.jpg
ジョージアン様式の扉_b0111820_2183238.jpg
ジョージアン様式の建物は愛好家も多いし、歴史的価値が広く認められているので代が変わって違う人が住むようになってもきちんとメンテナンスされ、大切に住まわれている/利用されている事が多いようです。アイルランドの旅では3軒の異なるオーナーさんのお宅訪問をしてきました。それぞれに違ったジョージアン様式のお家の紹介をしますね。

次に続く。
by hanatomo31 | 2013-02-26 21:10 | アイルランドIreland

座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」


by ハナトモ