幻の飲みもの「ギシル」

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「Gusher / ギシル」という飲み物。写真で右にある、紅茶のような色をしたもののこと。日本では飲めるところは限られている、ある種「幻の飲み物」と言えるかもしれません

ギシルとは、コーヒーの果皮を乾燥させたものをお鍋で煮出して作った飲料の事。通常、コーヒーとして出荷されるコーヒーの果実を収穫した後に余剰として出るもので、あまりここに注目する人は多くないかと思います。お金になるのは果実の方ですからね。

コーヒーの発祥の地ともいわれるイエメンでは「ギシル」は庶民の日常的な飲料として定着しているとの事。代官山にあるイエメンコーヒーハウス「Moca Coffee」では店主がイエメンから持ち帰ったギシルを味わうことも出来、運が良ければ自宅で飲むように乾燥したギシルを分けてもらうことも可能です。

お店で飲んだ時の味の感想としては、コーヒーとはまた違った味。ほんのりと自然の甘みが感じられるギシルはナツメヤシを煮出した味を彷彿とさせます。ただ、ナツメヤシだけの味よりは僅かに苦みが後味にあるように感じますし、香ばしさの余韻も残っています。確信はありませんが、おそらくカフェインも含まれているのではないかな? もちろん、紅茶とも違う味なのですが、やや紅茶に近い感覚で飲める飲料だと言えそうです。

ギシルを店主の奥様自家製のアラブ菓子と一緒に頂くのはなかなか良いものです。アラブスイーツと言えば欠かすことのできない「バクラヴァ」「ナツメヤシ」他、4品目の盛りあわせです。
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この日はギシルの小分けもちょうどお店にあったので私も買って帰りました。お皿にザザーッと空けてみると…コーヒーの果皮であることが形から確認できますね。綺麗にコーヒー豆の形が残ったものがいくつかあるのが見えるでしょうか。

乾いた状態での果皮の香りはコーヒーそのもの。焙煎もしていないので、アロマの強さは淹れる直前のコーヒーには敵うはずもありませんが、それでも「元は同じものだったのよね」と納得するだけのものはあります。

イエメンモカ専門店 Moca Coffee
 渋谷区猿楽町25-1 エディ代官山1階
 営業時間: 11:00‐19:00
 定休日: 月曜(月曜祝日の場合は営業。火曜が振替で休み)
 週末はかなり込み合うので、出来るならば平日来店がお勧め。
 www.mochacoffee.jp


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by hanatomo31 | 2013-02-13 17:01 | その他地域Others

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