イランご飯 - 本編
2012年 02月 12日
イランご飯、完結するには本編が必要でした。いざ、本編!
<前菜盛り合わせ> ある晩の前菜。ちょっとずつ盛るつもりが手元が狂って…気が付いたらモリモリになっていました。ふぅ。前菜だけでお腹がいっぱいになってしまった。学ばない人=ハナトモ。
前菜、見事に全部載せ。天辺から右回りに「دلمه فلفل / Dolmeh Felfel / ピーマンのピラフ詰め (ドルメ・フェルフェル)」、「کوکو سبزی / Kuku Sabzi / 青菜のオムレツ (ククサブジ)」、「ほうれん草のサラダ」、「Nazkhatun / ナスのペースト (ナズカトゥン)」、「سالاد الیویه / Salad Olivier / ロシア風サラダ」「イラン風ラタトゥイユ」。食後に購入したペルシャ料理の本(なんと、挿絵も写真もない驚きの本) によると、どれもイランでよく食卓にのぼるおかずばかりのようです。
どれも冷菜として供されていましたが、ピーマンのピラフ詰めだけは温かくして食べた方が何倍も美味しいだろうなぁ。1番小さそうなものを選んでお皿にのせましたが、それでも大きくて…。さほど美味しくなかったのに。
青菜のオムレツは、卵で青菜をつないでいるのでオムレツと言う名称になっていますが、この時食べたものは「オムレツ」と呼ぶには卵が少なめの配合でした。野菜をいっぱい食べたぞ! 気分になれます。
ロシア風ポテトサラダは、ロシア圏のポテトサラダがイランまで伝わってきたもの。日本でそのまま食卓に出ても誰もがなにも不思議に思わず、普通のおかずとして食べるでしょう。日本のポテトサラダもルーツはロシア風だったのかな? という気さえしてきます。
<ご飯&煮込み> こちらはご飯&煮込み。左にあるのがイランの白米「چلوکبابی / Chelo / チェロ」。日本ではご飯は「炊く」のが一般的ですが、イランでは「蒸し」たり、「茹で」たりします。美味しそうに綺麗に盛り付けるにあたって、天辺にはサフランで色付けした飾りの黄色いご飯が少し。
ご飯のソースとして煮込みを2種類注文しました。1つ目は右上にある赤い色をした「خورشت قیمه / Khoreshe Geimeh / 肉とレンズ豆の煮込み (ホレシュ・ゲイメ)」。これもかなり一般的なお料理。トマト味で煮込んだレンズ豆のスープに柔らかくなった羊肉入り。上に飾りで載っているのは揚げたポテト。食感を楽しむためにあるのかな。
それから、特徴のある味だからぜひ食べてとお店のお兄さんに勧められたのが「خورشت فسنجان / Khoresh Fesenjan / ざくろ&クルミの煮込み (ホレシュ・フェセンジャーン」。ザクロのペーストを使った煮込みで、なかには鶏肉が入っていました。ザクロが味の決め手なので、煮込みは甘くフルーティな味わい。だけど、しっかりおかずとして成立する、クセになる美味しい味に仕上がっています。他所で味わった事のない、ザクロの産地イランならではの味と言えそうです。
お腹は十分に足りているのだけど、一応 バスケットの中にはイランのふっくらパンが。「بربری / Barbari / バルバリ」。味見しただけ、って書いても言い訳っぽく見える。 これは本物の食べ物の写真ではなくて、「پلو / Polow / ピラフ (ポロ)」を作っている料理人の人形です。「美しく盛りつけていますよ~」の図、なのですが、仕上げにこのシェフがパラパラとふりかけているのが「زرشک / Barberry(Berberis) / バーベリー」という小さな赤い実。半乾燥したものはまるで「赤いレーズン」といった様子ですが、フレッシュの状態だとこんな感じ(↓↓) です。 ベリーならではの風味もそうですが、赤い粒々が料理を彩りよくしてくれるというのも、ペルシャ料理で多用される理由ではないかな。ザクロと違って、タネが口内に残るということもないのが使いやすい、というのもあります。
<焼き物> 中東方面で「ご馳走」と言うと必ずあるのが「کباب / Kabab / カバブ」。つけだれの味が違ったり、使っている肉の種類、上等さで違いはあるのだろうけれど、実際のところ、私にはあまり違いが感じられないのが本音です。なので、1回の滞在でカバブは1度食べれば十分。なくても構わないかも。(笑)
<おまけ> お茶受けとして出てきた「オリーブの漬物」が美味しかった。おそらく、ペースト状にしたしょっぱいオリーブのなかに、丸ごとのオリーブを漬けこんでいるものだと思います。(味噌漬けじゃないよ!) 漬物好きの日本人にはかなりウケのいい味。もちろん、パンと一緒に食べても美味しいだろうけれど、お酒のつまみにも、そして実は日本の白ご飯と一緒に頂いてもかなり相性がいいのではないかと睨んでいます。小さなパックでスーパーで売っているので、ミニ土産に適していると思います。我が家にも在庫あり。
<前菜盛り合わせ>
前菜、見事に全部載せ。天辺から右回りに「دلمه فلفل / Dolmeh Felfel / ピーマンのピラフ詰め (ドルメ・フェルフェル)」、「کوکو سبزی / Kuku Sabzi / 青菜のオムレツ (ククサブジ)」、「ほうれん草のサラダ」、「Nazkhatun / ナスのペースト (ナズカトゥン)」、「سالاد الیویه / Salad Olivier / ロシア風サラダ」「イラン風ラタトゥイユ」。食後に購入したペルシャ料理の本(なんと、挿絵も写真もない驚きの本) によると、どれもイランでよく食卓にのぼるおかずばかりのようです。
どれも冷菜として供されていましたが、ピーマンのピラフ詰めだけは温かくして食べた方が何倍も美味しいだろうなぁ。1番小さそうなものを選んでお皿にのせましたが、それでも大きくて…。さほど美味しくなかったのに。
青菜のオムレツは、卵で青菜をつないでいるのでオムレツと言う名称になっていますが、この時食べたものは「オムレツ」と呼ぶには卵が少なめの配合でした。野菜をいっぱい食べたぞ! 気分になれます。
ロシア風ポテトサラダは、ロシア圏のポテトサラダがイランまで伝わってきたもの。日本でそのまま食卓に出ても誰もがなにも不思議に思わず、普通のおかずとして食べるでしょう。日本のポテトサラダもルーツはロシア風だったのかな? という気さえしてきます。
<ご飯&煮込み>
ご飯のソースとして煮込みを2種類注文しました。1つ目は右上にある赤い色をした「خورشت قیمه / Khoreshe Geimeh / 肉とレンズ豆の煮込み (ホレシュ・ゲイメ)」。これもかなり一般的なお料理。トマト味で煮込んだレンズ豆のスープに柔らかくなった羊肉入り。上に飾りで載っているのは揚げたポテト。食感を楽しむためにあるのかな。
それから、特徴のある味だからぜひ食べてとお店のお兄さんに勧められたのが「خورشت فسنجان / Khoresh Fesenjan / ざくろ&クルミの煮込み (ホレシュ・フェセンジャーン」。ザクロのペーストを使った煮込みで、なかには鶏肉が入っていました。ザクロが味の決め手なので、煮込みは甘くフルーティな味わい。だけど、しっかりおかずとして成立する、クセになる美味しい味に仕上がっています。他所で味わった事のない、ザクロの産地イランならではの味と言えそうです。
お腹は十分に足りているのだけど、一応 バスケットの中にはイランのふっくらパンが。「بربری / Barbari / バルバリ」。味見しただけ、って書いても言い訳っぽく見える。
<焼き物>
<おまけ>
by hanatomo31
| 2012-02-12 00:47
| イランIran