中東で悩んだ、着るもの選び その2

それで、次はイランですよ。あんまりイランの準備をしないで行ったものだから、服装に関しても自信なし。外国人もぐっと少ないイランは、U.A.E.よりはきっと保守的であるに違いない…といった漠然とした思いがあるだけ。ちゃちゃっとブログ等を検索してみた感じではあまり具体的な参考例が見つからず、よく分からずじまいのまま出発することに。

仕方がないので、ドバイの空港で「ヒジャーブ(ヘジャブ)」になりそうなスカーフを1つ見繕って買いました。今後また使うとも分からないので、1番安い500円程度の黒いのを1つ。マレー系の店員さんに巻いてもらいました。
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「どう巻きたいの?」と聞かれたけれど、よく分からないから「あなたと同じ感じで…」とお願いしたらこんな風。髪の毛を1本残らず全部スカーフの中に押し込んでしまいます。さぁて、このスタイルが正解なのかどうか?!

街ゆくテヘランの女性のスタイルを見てみましょうね。
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市場の写真にいい具合に女性が写り込んでいました。この女性は「アバヤ」と同じスタイルで、イランでは「چادر / Chador / チャ―ドル(チャドル)」と呼ばれるもの。すっぽり体が覆われるので、下になにを着ていようとも、どんな体型だろうとも外からは分かりません。(そうでもないか…)

でも、実はテヘランで見た中ではこのスタイルは少数派。年配の女性には比較的支持されているようでしたが、若い女性でこの恰好をしている人はほとんど見かけなかったといえます。
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さっきの女性に似ているけれども、柄の入ったスカーフを頭に巻いた女性。(写真左)
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少し雰囲気のある、おしゃれっぽいマダム。実質、外に出ているのは黒1色であるにも関わらず、他のおばちゃんにはないスタイリッシュさを醸し出しているのはすごい。抱えているベージュ色のモノは、薄焼きパン。(これについては、また後日) まるで洗濯物のタオルでも抱えているかのよう。 

少しデザイン性のあるセルフレームのメガネと、お化粧と、チャ―ドルからちらっと見える下に着た服に、レザーのバッグなど細かいポイントにもマダムの気持ちが入っているように思うのです。テヘランの女性は、年配のマダムも、年若いお姉ちゃんもそれぞれが思い思いにおしゃれを楽しんでいる、そんな印象を受けました。なんかいいでしょ。
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主流なのはこのスタイル。と言っても、薄暗い中での後ろ姿ですし、ちょっと遠いですね。
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これではどうかな? 好例が2人もいる! 左の女性はダルメシアン風の、絵柄がはっきりしたスカーフ遣い。そして、膝丈の細身のコートに、黒い中細のパンツスタイル。右の子供連れの女性も、スカーフにコートそしてパンツスタイル。これが、秋口のテヘランで最も一般的な女性の服装です。

基本的に洋服の色味は地味目。黒をベースに、茶、エンジ、カーキ、紺などの無地の服装がが好まれるよう。でも、スカーフは鮮やかな花柄であるとか、薄くてやわらかなオーガンジー素材などフェミニンなデザインのものを選ぶ女性が多く、スカーフやお化粧など、顔周りでおしゃれを楽しんでいる模様。

さらに言えば、テヘランでは髪の毛をスカーフの中にきっちり入れることには重点は置かれておらず、ポニーテールにまとめたり、ふんわりとまとめたお団子ヘアにふんわりとスカーフをかぶせるのが良いみたい。前髪を下している女性が多いです。
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デートで水パイプを吸いに来ていたこの女の子(推定24歳) は、グレーでまとめています。グレー時に黒のフロッキー加工の模様入りスカーフをふんわりと巻き、グレーのスウェットのパーカーとジーンズ姿。若い子の間では、パンツをブーツインするのも定着しているみたいね。ヒールの高いブーツを履いて、スラッとしたシルエットを強調している女の子も。

それで、最初に振り返って…私の格好はどうだったかのかと言えば…スカーフはもっとふんわり巻いた方が はやりっぽかったかな。しかし、シマシマのパーカーはモノトーンであったとはいえ、テヘラン基準でいえば派手すぎでした。

だもんで、ホテルに着いてすぐに、夫の紺色のダボッとした膝上10cm丈のパーカーに着替えました。そうすると今度は、テヘラン基準で地味でイケてない感じの女子が1人出来上がっていました…。(悲) でも他に選択肢もなかったので、その格好でずっと過ごしましたとさ。ひぃーん。

<テヘランを旅する女性の方へ>
春、秋、冬でしたら、(地味色の)膝丈のコートと、お気に入りのスカーフ、履きなれたパンツで行くことがお勧めです。それさえあれば、全く困ることはないと思います。 でも、真夏はどうするのが良いんだろう?? それはちょっと謎です。さらに、地方はまたストイックさが違うと思われます。
by hanatomo31 | 2012-01-14 00:32 | イランIran

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