
デンマークの国民的詩人であり、牧師でもあり、また政治家でもあった
「Nikolaj Frederik Severin Grundtvig / グルントヴィ」(1783-1872年)。
今日は、彼の功績を讃えて建立されたコペンハーゲンの
「Grundtvigs Kirke / グルンドヴィ記念教会」を以前 訪れたときのお話を。
グルントヴィは日本ではあまり知られていませんが、誰もが学べる国民学校の設立や青年教育の推進などの施策により、19世紀のデンマーク復興に大きく貢献し、デンマーク人に愛され、尊敬された人物です。
(写真はWikipedia より借用)
教会をデザインしたのは
「Peder Vilhelm Jensen Klint」しかし、彼は教会が完成する前に亡くなってしまったため、息子である
「Kaare Klint」がプロジェクトを引き継ぎ、教会は1940年に完成しました。

塔の高さは49mにもおよび、その前に立つ者を圧倒的な迫力で迎えてくれます。たとえ身長が2mあったとしても、25倍もの高さがあるんだもんね。人間なんてちっぽけなもの。

ゴシック教会構造をベースに
「Expressionist / 表現主義」によってモダンに表現されています。幾何学的に配されたレンガによるシンメトリーの装飾。使用されている白っぽい黄色のレンガはデンマークの土を使って焼きあげたもの。屋根には対照的に赤いタイルが使われています。
(余談ですが、コペンハーゲンの建物は他の北欧諸国とは違い、レンガ造りの建物が多い街です。そのせいかオランダの都市の街並みに少し似た印象を受けます。)
これらの情報を総合し私の脳が導きだした印象、それは
「巨大なパイプオルガン装置のようだ」ということ。

あいにく私は内部の見学が叶わなかったのですが、教会の内部には北欧随一の大きさを誇るデンマークのメーカー
「Marcussen & Søn」のオルガンが配置されています。オルガンのサイズも、教会のもつスケールの大きさに合わせたということなのかもしれません。
この時代に同様のExpressionistのノルディックの教会建築の例としては、アイスランドのレイキャヴィクにある
「Hallgrímskirkja / ハットルグリムス教会」があります。Expressionist独特のデザインの共通性はリンク先の写真を見ていただければ一目瞭然。 (ともにデザインがなされたのは1930-40年代なのだけど、Hallgrímskirkja の方は工事が難航したため(36年も要した)、完成は1986年と大きく時代が離れています。)

Grundtvigs Kirkeがユニークなのは、視覚効果を高めるために教会を取り囲むようにして造られたアパートや店舗などを含む居住ゾーン。教会と同じようにレンガを使った左右対称のデザインで、階段状になった装飾のスタイルも教会と調和するようにデザインされています。教会へと続く通りの真ん中に立って教会を見ると、この道は教会をより一層印象的に見せる役目を果たしていることがわかります。角の建物にある、スリット状の装飾も教会の正面のモノをリピートしていますね。
Grundtvigs Kirke / グルンドヴィ記念教会
住所: På Bjerget 14B • 2400 København NV
観覧: 月-金 9:00-13:00、木曜は16:00-18:00も
日曜は礼拝のため、基本的に信者以外は遠慮のこと
http://grundtvigskirke.dk/
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