クイズ: これなんだ? 正解編

先日出題した、難しいという意見多数のクイズ、これなんだ? 問題の写真はこれでした。
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正解を書いてしまう前に、別角度からの写真をどうぞ。
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丸く囲われた壁の向こうには、大切そうに置かれている台形の箱のようなもの。
照明が落としてあるのも重要なポイントです。(写真では明るく見えるけれど)
天井のステンドグラス部分も。
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月桂樹の葉の冠を手に持った天使が空を飛んでいる絵柄。
どうでしょう? この角度の写真を見ると、なんとなーく答えが分かったような気もしませんか?



正解は、「棺」でした。
もちろん、この特別なセッティングをみると、普通の人のものでないことは容易に想像がつきます。これは、ブラジルの元大統領、「Juscelino Kubitschek (Kubíček) de Oliveira / クビチェック」の棺です。
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Kubitschek大統領(略してJK) は、1956-1961年の間そのポストにあり、その任期中にブラジルの首都であるブラジリアの建設に実際に取り組んだことで知られています。
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写真キャプション<JKは国民に新しい首都を与えた>
その頃のブラジルは経済成長が著しかった時代。(今も再び!) しかも、1958年のサッカーワールドカップではブラジルが優勝するなど、将来に対する希望にあふれた勢いのあった時代。そんな中で、JK大統領もカリスマ的パワーを発揮していたそう。(その後、強引な政治姿勢や首都移転に伴った財政問題など、問題の数々で最終的には亡命をすることになりますが…。)
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写真キャプション<新しい首都の発足>
とにかくブラジリアという都市と、JKは切っても切れない縁があるわけなのです。そんな訳で、色々あったけれども、ブラジリアの立役者JKさんのお墓は「Juscelino Kubitschek Memorial / JK記念館」という、ブラジルを代表する建築家「Oscar Niemeyer / ニーマイヤー」による巨大な建物の中に安置されています。(だけど、この建物自体はそれほど魅力的ではない。)

ブラジリアの主だった建物は50-60年代に作られたものがほとんどですが、記念館はJKが亡くなってから建てられているので、1980年完成。棺のある近未来的な雰囲気は、彼の活躍した時代の空気を感じます。
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記念館の中には、JKの執務室にあった調度品や本など遺品が展示されています。中でも私の興味をひいたのは、ミッドセンチュリーのリビングセット。私がブラジルに興味があったのも、そう、こういう50年代60年代のデザイン、建築に惹かれているから。床から美しい曲線を描いてつり下がるランプ…。持って帰りたい!!
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ちっちゃく見えるのは、JKの像。記念館の上で国民に手を振っています。

Juscelino Kubitschek Memorial
 www.memorialjk.com.br
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by hanatomo31 | 2009-11-01 00:56 | ブラジルBrazil

座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」


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