ハナトモのベルギー→スウェーデン→オーストラリア→シンガポール日記
2017-03-25T09:03:52+09:00
hanatomo31
座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」
Excite Blog
3日でまわる北欧 inストックホルム
http://hanatomo31.exblog.jp/26740417/
2017-03-24T14:16:00+09:00
2017-03-25T09:03:52+09:00
2017-03-24T14:16:35+09:00
hanatomo31
スウェーデンSweden
今日はちょっと話題を変えて本の紹介です。北欧関連の書籍の執筆やトークイベントで、北欧好きの間での知らない人は多分いない森百合子さん。彼女の新しい本『3日でまわる北欧inストックホルム』が先月末に発売になりました!(それなのに今頃紹介とは…超スロースピードな我がブログ…)
森さんの大人気『3日でまわる北欧』シリーズは(デンマーク)コペンハーゲン編*に始まり、(フィンランド)ヘルシンキ編、(ノルウェー)オスロ編と次々出版が続き…「ストックホルムはまだかいな~」と思っていた人は多いはず。ストックホルム大好きな私ももちろんその1人で「最初がコペンハーゲン*なのは仕方がないとしても、ストックホルムがいつまでも出ないのはけしからんっ!」とさえ思い始めるぐらい、首を長くして待っていました。(*本の出版順が間違っていたので訂正しました。)
本を読んでみるとわかるのですが、実は森さんもストックホルムが大好きで紹介したいところが多いだけに、あえてじっくり時間をかけて最後に出すつもりだったんだそうですよ。納得。やっぱりねぇ。
①3日間の限られた時間の中でどれぐらいストックホルムを駆け抜けるのだろう?
②私の好きな場所はどれぐらい紹介されているかな?
③自分も行ってみたいお店はあるかしら?
なんていうのが、まず読む前に思ったこと。が、読み始めるとやっぱり目線は②③がメインになってしまって、①のことなんてすかっと忘れてしまうものですね!
②の自分の贔屓のお店や知っているところと、③のこの本で新しく知った場所、ざっと印象的には6:4ぐらいの比率だったような印象です。特にこの本は私があまり詳しくないSödermalm地区が充実しているので、次回以降ストックホルムに行く際にはこの本を持っていくことは確定です。
北欧に限らずちょっと素敵な街あるきガイドの本は女性読者を想定して、かわいい雑貨の情報がものすごく充実していたり、スイーツ・カフェのことに少々偏っていたりするものなのですが、『3日でまわる北欧』シリーズはそういう妙な偏りを感じないガイド。森さんご夫婦の詳しいクラフトビールやコーヒー情報などもカバーされているのが特徴です。
①であげた、3日間でモデルルートをまわりきれるかどうか?の視点で私も脳内シュミレーションをして遊んでみました。夏場のストックホルムだったら十分にできそう!小さな子どもがいる人や、寒くて暗い冬場はその限りではないかもしれないけれど、そういう条件で旅行する人は心得ているから大丈夫よね。
また、モデルルートでは周りの景色が見えるバスやトラムを使ったルートを提案しているので、勘のいい人なら旅を終えるころにはストックホルムの都心部の地理感がつかめてしまうかもしれません。難易度の低さでいえば断然地下鉄(T-bana)のほうが慣れない旅行者には取り入れやすいけれど、バスもトラムもいいのです。
それからストックホルム在住者は「水上バスに乗ってね!」と必ずと言っていいほどおすすめしてくれますが、この本でも紹介しています。私は初めのころはどちらかというと面倒で敬遠していたのですが、やっぱり乗ってみるといいもの。ストックホルムが水に囲まれた美しい都であることを気づかせてくれます。
もう1つ『3日でまわる北欧』シリーズで楽しみにしているのは、巻末のほうにある「地元っ子たちの、本音のおすすめ」。今までも「へぇ!」と思いながら読んでいたところだけれども、今回はストックホルム編なだけに余計に楽しみでした。紹介されている場所も気になるうえに、私のお友達が出ていたり、面識はなくとも存じ上げている方などが登場するので、もうページをめくるたびに心のなかでは「ワーワー!」「キャーキャー!」。ついでに言うとね、私も120pでちゃっかり私のよく通うスポットについて書いていたりします。ぜひ、手に取って読んでみてくださいね。
書いているときに気づいたのは、それなりに広いストックホルムでオススメを絞って紹介しようとなると…結局は自分の住まいや職場に近い、自分にとって本当になじみのある場所がどうしたって中心になるんだな、ということ。(そうでない人もいるとは思うけれど) そう考えてみると、このチャプターで登場する方々もきっと紹介しているエリアに頻繁に出没しているんだろうな。
長々と書いてしまいましたが、ストックホルムに旅行の予定の方、旅を終えたばかりの方、まだ予定はないけれど妄想旅行をしてみたい方、いろんな方に手に取ってもらいたい素敵な本です。
<おまけ>
森さん『30日でまわるスウェーデン』を出版するときには、私も取材に行かせてください!
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リゾート感あふれるスプリットの海岸通り
http://hanatomo31.exblog.jp/26704854/
2017-03-08T15:09:00+09:00
2017-03-08T18:43:06+09:00
2017-03-08T15:09:53+09:00
hanatomo31
クロアチアCroatia
クロアチアの素敵な街ってドゥブロブニクだけじゃないのです。「Split / スプリット」もかなりチャーミングなところ。 大型豪華客船が連日のように停泊し多くの観光客であふれかえる、ローマ時代の宮殿跡地に発展した町、それがスプリット。 ヤシの木の並木道の海岸線はニースやモナコなどリゾート地に共通する華やぎがあります。でも、一日中ここで過ごすのはもったいない!
ローマ時代の「Dioklecijanova placa / ディオクレティアヌス宮殿」の跡地はかなりしっかりとその姿を残しています。大聖堂「Karedrala Sv. Djuma」に面した広場はコーヒーを飲んだり、ガイドブックを復習したり、のんびり過ごすのにぴったりです。 ローマ時代の兵士に紛争したパフォーマーがいる時も。私も一緒に写真を撮ってみたかったけれど、自称シャイガール(?)の娘に却下されました。 男性コーラスグループのパフォーマンスも見られます。石造りの建物だから音響がいいのか、少し離れたところにいても彼らの歌声は大迫力で聞こえてきます。お揃いのカマーベルト姿がいい具合に素敵さを演出していて、特に中年以降の男性にはよくお似合い。お腹が出ていてもOKだと思わない?
街の中はいりくんだ路地がいっぱいで、はじめのうちは道に迷いながら適当に彷徨うのが楽しい。 何度も同じ道をぐるぐる歩いているうちに、勘に頼るのではなくちゃんと曲がるところがわかるようになるんだから、私の学習能力も捨てたもんじゃない。(夫は初めから地図でおおよそのアタリをつけてから歩き出すほうが好きだというけれど…どちらが良いというよりも、それは性格の違いだよね) 娘は子どもたちがたくさん先生に引率されているのが気になったよう。自分よりも年上だけど、やっぱり子どもは子どもが気になるのね。私はスプリットの子どもたちはおしゃれなんだな、と思ったり。
スプリット観光の中心である旧市街の城壁の外にはまぶしい緑の公園。そして、ここにも同じ学校の子どもたちと思われる集団がいました。写真のひときわ目立つ銅像は「Spomenik Grgura Ninsko / Gregory of Nin / グルグールの像」。えーと、まぎらわしいけれど「グーグル」じゃなくて「グルグール」ですからね、お間違えの無きように!
クロアチアの歴史上重要な人物で10世紀に活躍し、司教であった彼は教会でお説教の際に使われる言語を従来のラテン語から、一般庶民にも理解できる言語=クロアチア語に改めさせたことで知られます。これにより、クロアチアの言語、文化、そしてキリスト教信仰が確立しました。 こんなに広々とした空間もあります「Trg Republike / Republic Square」。 観光を終えた夕暮れ時には豪華客船は港から出発していきます。夕焼け空と海の間に消えていく船と影になったヤシの木。絵のように美しい光景をじーっと眺めているうちに気づけばとっぷり日が暮れていました。
スプリットの「市場編」に続く!近日アップ予定です。]]>
モスタル旧市街
http://hanatomo31.exblog.jp/26692986/
2017-03-06T15:56:00+09:00
2017-03-07T09:54:54+09:00
2017-03-03T13:58:21+09:00
hanatomo31
ボスニアBosniaHerzegovin
ドゥブロブニクからモスタルへのドライブ旅では、車の移動時間が割と長かった(片道3時間+)こともあって、あまり長居はできませんでした。だから、見たものは本当に限られているけれど、それでもボスニア・ヘルツェゴビナを感じたことをいくつか。
世界遺産の橋「スタリ・モスト」はボスニアきっての観光の中心地。ぎっしりとお土産品を並べたお店が軒を連ねています。雨だったこの日は、お店の日除けのひさしが雨除けになって大助かり。でも、商売はあがったり。お店の人は暇そう。
観光客を呼び込むために、紛争終結後 橋と周辺はいち早く復興したものと思われます。周辺の建物は古い雰囲気を残してはいるけれど、石畳などもきれいに整備されてボスニアの観光地のエースとしての輝きを放っています。 私は時間の都合で入ることができなかったけれども、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争当時の写真を展示したミュージアムもあります。
寒かったのとお腹がすいていたのもあって、雰囲気のいい伝統料理を供するレストランをあたってみたけれど、生憎同じことを考える先客が多かったようであぶれてしまいました。観光レストランで食べたおひるごはん。名前は失念してしまったけれど、ボスニアの家庭料理の定番だというスープ。 どーん! と届いた「ケバブいろいろ盛り合わせ」をみんなで分けて。ケバブはどうしてもお肉がパサつきがちなのが惜しいところなんだけども、それがイスラム文化におけるお肉の処理の仕方なんだからしょうがない。この格子状に模様の入ったピタパンに似たパンがふっわふわのもちもちで、大変美味。次の朝の朝食にしたくて、帰り道に別のケバブ専門店で「パンだけ売ってくれないか?」と熱意の交渉をして売ってもらいました。これがこの日の私の唯一のお土産。満足満足♪ 観光地として整備されている旧市街だけれども、「Don't forget」と刻まれた石碑が端のほうにひっそりとあったのを見つけました。なにを「忘れまい」としているのかには言及していないけれども、場所が場所なだけに90年代の紛争のことを指しているのよね。 観光客が密集しているエリアを取り巻くのは住宅街。ここには紛争終結後20年経ってもなお、銃弾の跡が生々しい壁や空き家が散見されました。もしかすると人口のほとんどは新市街のほうへと移ってしまったのかもしれないけれど、荒れた印象。ドゥブロブニクも同じく紛争にあった場所であるけれど、あの町に比べると(天気のせいもあったとはいえ)活気がなくてモスタルの方が復興が遅れているのだろうな…と感じずにいられませんでした。 新市街に足を運ぶことができなかったので、このほんの少しの散策で見たものだけがすべてではないとは知りつつも、クロアチアとボスニアの差が際立ったように思うのです。
私はストックホルム時代にスウェーデン語の学校で親しくなったボスニア人のお医者さんの友達がいます。どの町に住んでいるのかは尋ねたことはないけれど、たぶん1番の都市モスタルではないのかな。詳しくしらなかったとはいえ、この時会いに行かなかったことが今でも心残りです。急な思い付きで決めたモスタル訪問だったから、連絡を取らなかった。でも、今後ボスニアを訪問することはあるのかと考えると…ダメ元でも連絡すればよかったな…。
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世界遺産、スタリ・モストの飛び込みお兄さん
http://hanatomo31.exblog.jp/26692937/
2017-03-03T17:30:00+09:00
2017-03-07T09:55:34+09:00
2017-03-03T13:31:13+09:00
hanatomo31
ボスニアBosniaHerzegovin
突然ですが、また何事もなかったかのようにクロアチアの旅の記録の続きです。
ドゥブロブニクから少し無理をすれば、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルまで日帰りドライブの旅をすることも可能です。この日は天気も悪かったので、一日中部屋でボーっとするのももったいないのでドライブに出ることに。
到着したのは世界遺産のある「Mostar / モスタル」、ボスニア最大の都市。お目当てはこの「Stari Most / 古い橋」のある旧市街。きれいなシルエットの橋が川の上にあるのが見えるでしょうか。全長30m、高さ24m。すごく大きいわけでもないけれど、高さのある見た目も美しい、印象的な橋です。
この橋を中心とした旧市街のエリアが世界文化遺産に登録されているわけですが、ボスニアを象徴する有名な橋です。
まずはその歴史の古さ、オスマン帝国統治時代の1557年頃には石造りのこの橋が完成したと言われています。さらには橋の建設にかかわる技術。詳しい資料がないために不明なことが多いようですが、その当時の技術としては最高峰だったそう。
そして、その造形の美しさ。真ん中のアーチは半円を描いていますが、上の橋部分は中央にいくにつれ角度が急になる(ように感じる?)独特のシルエット。 角度が急なうえにつるつるの石だから、雨の日に歩こうものなら転びそうでドキドキしてしまいます。滑り止めに石が設置されていますが、それでも恐る恐る…。
そしてね、記憶にある方も多いと思うけれど、1992-1995年にはボスニア・ヘルツェゴビナ紛争がありました。激しい戦いの様子をニュース映像で見た方もいたと思います。私は当時中学生。しっかり覚えています。その当時、この橋はボスニア、イスラム文化の象徴的な存在であったことから、ターゲットにされクロアチア勢力に破壊されました。
終結後再建が開始され2004年に完成し、現在に至るというわけです。(その再建中に謎だといわれている初代スタリ・モストの建設技術などは解明されなかったのでしょうかね?) 橋の写真を撮ろうとしていたら、あれあれなんだかみんなこっち方面に注目しているよう。なんだろうね?と、私も目をやれば…。橋の欄干に人がいる!もしや、飛び込み自殺を図ろうとしている??みんな野次馬してないで止めたら…?! と思えば、ウェットスーツを着た人でした。あらあら、なになに?やっぱり水に飛び込むのね?
そう思ってみているうちに、ふと思い出した。この橋から川に飛び込むお祭りどこかで見たことあるよ!
そうでした、詳細はあまり覚えていなかったけれど、モスタルではこの橋での飛び込み競技を毎年夏に開催しているのでした。きっと私が見たのも「橋が再建されて伝統の競技が復活!」なんていうニュースだったのではないかな。
ところで、このお兄さん。待っててもなかなか飛び込まないんですよ。観光振興のために季節外れでもやってくれているようなんですが、やっぱりチップが弾まないとやる気が出ないのかもしれません。(なにせこの日は雨のため気温は10度ぐらい)
散々焦らした後に ようやく飛び込みの態勢に入り… ドボーン!! あっという間に終わってしまいました。 本当なら川向うから飛び込む姿を捉えたかったけれど、次にいつ飛んでくれるかはわからないから、季節はずれのこの時期にこれだけ見られただけでもラッキーということ。 さっきのお兄さんはダイビンググループに属するプロの飛び込み士さんでした。夏場の8月には毎年大規模な飛込競技が開催されるようなので、夏にボスニアを旅する方はここがハイライトになるのでしょう。 短時間でのボスニア訪問の旅、もう1つの記事に続きます…。]]>
1日中マイナス21度の日と雪だるま
http://hanatomo31.exblog.jp/26587450/
2017-01-27T13:30:00+09:00
2017-01-28T08:28:23+09:00
2017-01-27T12:26:36+09:00
hanatomo31
フィンランドFinland
マイナス21度だったのはフィンランドのヘルシンキ。我が家は元々フィンランドが好きなのと、JALのマイルをためている関係で、ヨーロッパに行く際にはヘルシンキ経由することが多い。単に乗り換えるだけでなく、行きか帰りに必ず滞在します。ちょうど寒波がフィンランドを襲っていた時期が今回の滞在と重なってしまったのです。
南国シンガポール育ちの子どもを連れての真冬のヘルシンキ滞在だったので、寒波の到来関係なしに、寒さ対策が十分なのかずっと懸案事項でした。出発前から何度もチェックしたヘルシンキ気温は、連日氷点下でものすごく寒そう。それに加えて寒波直撃の予報!どうか寒波と鉢合わせしませんように…と必死に願うもむなしく、滞在日が近づくにつれて予想気温はどんどん下がっていくばかり。
初めのうちは「最低気温がマイナス10度だって!どうしようかー?」なんて言っていたのに、結局、当日の気温は 「朝から晩までマイナス21度」の衝撃の寒さになってしまいました!
携帯のキャプチャ画像を残してあったので貼り付けましたが、朝から晩までマイナス21度だったかどうかを伝えてはいませんね。惜しい。太陽の出ている時間帯も、本当にマイナス21度でした。
とにもかくにも、気温は自分の力ではどうにもならないので、家族にはありったけの洋服&防寒グッズを重ね着させて、空港からホテルまで移動しました。これだけ寒いと無駄に外で長居をするなんてことは論外!しません。ホテルから近くにあるレストランに食事をしに行く等の最小限のお出掛けに限定します。
これはその日の19:00頃の窓からの景色。マイナス21度だからって、ものすごく寒そうな景色ではないんですよね。写真には表現できないものなのだね。道に雪が残っていますが、とても硬い。溶けて再凍結したツルツル路面ではなく、ザクザクした感じです。
空気に露出しているのは「頬」だけ。寒いことは寒いんだけれど、短時間ならば頬がチクチクするぐらいで耐えられないということでもないんです。じゃあ、だからといって少し欲を出して街歩きを続けようかっていうと…それは思わなかった。
スウェーデンに暮らしていたときにも真冬は寒かったのだけど、マイナス20度以下の世界はアイスホテルに泊まった時にしか経験していません。北欧は寒いけれど、大都市のある地区はわりと南になるのでここまで寒い日は珍しいのです。(マイナス15度ぐらいなら時々。今日のヘルシンキはプラス3度の予報だよ。) 明けて翌日。気温はマイナス4度。おお!昨日よりも17度も暖かくなっている!(笑) マイナス4度なら、外に出てもいいんじゃない?私はヘルシンキで行きたいところもあるわけだし。が、この日は気温こそは昨日よりも高いけれど、こんこんと雪降っていたんですね。そして、強い風も吹いていた。軽い吹雪ってヤツでしょうか?でもやっぱり、1日中ホテルに缶詰めっていうのもね…。 トラムに乗ってお出かけするにも、電車を待つ時間に足元から底冷え。そうね、さすがに靴にまでは投資ができなかったので雪仕様のブーツは履いていません、私たち。タイツに靴下の重ね履きとブーツ着用で精いっぱい。 雪質はこの上なくよく、歩くと「ゴギュ、ゴギュッ」といい音を立てます。ベビーカー(時差のある旅では今でも活躍中!)のタイヤにドンドン雪が詰まって押しながら前に進むのは困難を極めますが、大きくて重たい子ども(約17kg)を抱いて歩くのはもっと無理なので…母、頑張る。運動するとあっという間に汗だくになる私も、マイナス4度の気温下では幾分カラダは温まるけれど、汗はかかないのですね。
雪が風によって無防備な頬にたたきつけられるので、痛い。次第に「チクチク」から「ジンジン」へと変化していきます。「ひやー、寒いねー」なんて大きな声を出すと、口の中に冷たい空気が吹き込んで、知覚過敏の歯が染みるんですよー。これ、忘れていた感覚です。知覚過敏の人は寒い日には大きな声を出さないでね。
うーん、マイナス21度という気温を知ってしまうとそのことでビビッて行動が制約されてしまうけれど、実は「体感気温や歯や顔周りの環境の厳しさで言えば、マイナス4度の吹雪の日の方がしんどいな」というのが今回の学び。どうです?お役立ち情報ですよ。
吹雪が止んで、次第に雪に慣れてきた娘は、雪遊びがしたくてたまらなくなったらしく…雪原の上を駆け出していきました。(雪があっという間に降り積もってしまって見えなくなっているけれど、車道が左側にあります。歩道と車道の境目も分からないぐらいの雪で、ちょっと危ない) 小1時間ほど雪合戦をしたり、雪だるまづくりをしたりして、人生初の雪遊びを楽しみました。
とにかく「久しぶりに寒い世界に行って、ドキドキ&わくわくしたんだよね」というお話でした。すごく寒いのも良いもんだよね。(たまには)
=関連記事 (スウェーデンの寒いところに行った時の話)=
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幼児たちと遠足〜唐辛子の種は辛いか?
http://hanatomo31.exblog.jp/26580299/
2017-01-24T14:29:00+09:00
2017-01-25T11:14:42+09:00
2017-01-24T14:29:29+09:00
hanatomo31
シンガポールSingapore
はっと気づけばブログ更新をしないうちに早2か月…。11月から今までの間、イベントや旅が多くて一気に駆け抜けていたような日々でした。新年のご挨拶もまだでしたが、日本はお正月はとうの昔の話。シンガポールの旧正月は今月28日ですので、ギリギリ旧暦に沿って「新年快楽!」とご挨拶に代えさせてください。更新頻度アップが今年の目標です。今後ともどうぞお付き合いをお願いします。
娘の通う幼稚園では新学期早々に遠足があったため、先生方のお手伝いで添乗保護者として参加しました。シンガポールや東南アジアを中心とした植物の農園を営む「Bollywood Veggies」。炎天下の中、それほど広くないとはいえ、農園の中を歩き回るのはなかなかハードでしたが興味深い発見もありました。 Bollywoodという名称ながら、農園ガイドは意外にも白人の男性。この方は植物の持つ「自己防衛システム」に関心が高いのかな?今回の農園見学の「裏テーマ」はここにあったのではないかと思われます。というのも…、「この植物がトゲトゲしている理由は何かな?」など、紹介する植物の鑑賞ポイント、見学ポイントはどれもこれも自己防衛システムに基づくものばかり。3-4歳児にはきっと難しかっただろうけれど、付き添いの大人は興味深く楽しめました。
写真は残っていないけれど、一番印象に残ったこと、それは「唐辛子の種は辛いか否か?」。
とかく「トウガラシの種は辛いから取り除くべき」といったことを耳にすることもありますが、どうも私の知識もあやふや。
今回のガイドの解説によればそれは間違い。唐辛子の種は辛くない。唐辛子にとって自身の子孫を残すための手段である「種は守るもの」。だから、外敵に食べられて失われる機会をできるだけ減らすために、種を守る唐辛子の外皮の部分(赤や緑色の果肉)を辛くしている、のだという。
実際に、真っ赤な辛い唐辛子からとった種を3歳児にも試しに食べさせてくれましたが、大丈夫!こうやって理由を知ったうえで、食べて確認する体験をしているので、娘はもちろんのこと、私も今後は自信をもって答えることができるわ。 果実としては世界最大の「Jackfruit / ジャックフルーツ / パラミツ」。写真のものは世界最大ではないけれど、大きく育ったものだと50kgにもなるものもあります。イメージしていたよりも低い位置に果実が生るようなので、熟して落ちてきた時の被害を想像してちょっぴり安心してみたり。 プラナカン料理に使われる天然の「青い色素」の素である「Blue pea / Butterfly pea / Bunga telang」。実際に咲いてるのを初めて目にしました。発色の良い美しい青い花です。 こちらは昼顔。
子どもたちは見学の後には、シンガポールならではの植物(パンダンリーフ、レモングラス)の鉢植えを作って、植物のことを学ぶ遠足は終了。植木鉢の色を巡ってちょっと激しめの争いが生じていたのは幼児ならではといったところでしょうか…。 幼稚園のイベントに参加するといつもなんらかの発見があるのは私にとっても嬉しいこと。ただね…炎天下を歩くことが多いから、暑がりの汗っかきに遠足はツライです。(涙目)
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カチコチの茶色いお豆の正体
http://hanatomo31.exblog.jp/26398333/
2016-11-22T15:25:00+09:00
2016-11-22T21:50:25+09:00
2016-11-22T15:24:45+09:00
hanatomo31
クロアチアCroatia
今日はまたクロアチアの話題に舞い戻ります。写真にある この不思議なもの、クロアチアのスーパーマーケットで見つけて買って帰りました。なんだか知っている人はいますか? 接近してみてみるとこんな感じ。カラッカラに乾いたお豆です。立派なモロッコいんげんの大きさぐらいかな。でも、乾燥する前はもっと大きかったでしょう。シナモンのような茶色をしています。
分かる人はかなり少ないでしょうから、ここで答えを。「Rogač / Carob / イナゴマメ / キャロブ」が名前。一番最初の「ロガッチ」はクロアチア語で、同名の町も存在します。(クロアチアにおける産地なのかもしれません) スーパーマーケットで見つけたときはすでにこの状態で、豆やトウモロコシなどの量り売りの乾物穀類といっしょにがさっと置かれていました。だから、これは調理に使うものなのかな?と思ったのですが、そうだとしても使い道が全く見当もつかず。同じく豆っぽい見た目の「タマリンド」に似ているものなのだろうか?
そこへ通りがかった40-50歳の男性をつかまえて聞いてみました。「ねぇ、これってなぁに?」「コレ?んー、おやつ。ヘルシースナックだね。」「スナック?????全く訳が分からん」「このままサヤごとかじればいいんだよ。甘くておいしいよ」「!!!予想外!!!」
食べ方も分かったし、乾物だから持ち帰りの心配も必要なし、適当にいくらか掴んで買って帰りましょ。というわけで、買って帰ったのが冒頭の写真の分量。 サヤごと全部が可食部。食べてみるとわかるのですが、自然由来のほわーっと柔らかな甘みのあるスナックでした。少し風味の弱いシナモンのような香りで、硬さは…八つ橋(硬い方ね)ぐらいかな。味わいも硬さも、そうね…堅焼きの八つ橋に似ているかもしれません。甘さはもうちょっと控えめです。
これがおやつだと言って親に出されたら、現代の子どもだったらよほどお腹がすいていない限り「もっと違うのがいい~!」って嫌がるかもしれないけれど、健康志向の大人だったらおやつで通用するかもしれない。かなり硬いので沢山は食べられないし、時々中に噛めないぐらい硬いお豆がいるから、歯にも注意が必要ですが。
調べてみると、キャロブはココアやコーヒーの代用品として、地中海沿岸の地域では食べられてきたものだそう。こうして乾燥させたものをボリボリかじるほかには、粉末にして使います。確かに、粉末ならばたくさんお菓子の生地に練りこんだりもできるし、自然の甘味があるので飲み物として楽しむ人がいるのも納得です。鉄分やカルシウム、食物繊維が豊富で、サヤに含まれる成分ビニトールには血糖値改善作用もあるとか。まさに大人の向けのおやつというわけ。
クロアチアの子どもたちがどの程度これを日常的に口にしているのかわからないけれど、スーパーマーケットでごく当たり前のように買えるものであることは確かなようです。
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冬棗
http://hanatomo31.exblog.jp/26377406/
2016-11-16T14:35:00+09:00
2016-11-14T14:44:47+09:00
2016-11-14T14:44:47+09:00
hanatomo31
シンガポールSingapore
この秋 出会った美味しいフルーツ。「Winter Date / 冬棗」。大きさは巨峰の実ぐらいかな。赤茶色の果皮に包まれた、少し硬さのある果実です。これまでに見てきた棗とはなんだか違う。なんだかよくわからないけれど、よくわからない食材を見つけたら買う習慣のある私。値段も400gぐらい入って3SGDぐらいだったので、迷うことなく買い物カゴへ。
青果売り場のお兄ちゃんに食べ方を聞いたところ「洗って、ただかじればよい」ということなので、その通りやってみると‼カリッ。予想外にクランチーな食感。よく熟れたリンゴのような、甘さと歯ごたえ。んー、予想外でした。これは嬉しい驚きです。 カリカリ、ポリポリ。真ん中に棗らしい、細長い種が入っています。うん、やっぱり棗の仲間なんですね。初めて食べた娘の口にも合ったよう。洗うだけでいいし取り扱いも楽なので、学校のおやつにもぴったり!とリピート買いを目論んでいましたが、その後見かけることはなく購入出来ずにいます。
今回買ったものは中国からの輸入品。友人の韓国人の友達にも食べてもらったところ、韓国でも秋口に売っているのを見たことがあると。日本にもあるかしら?
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雨季と雷、最近の大いなる気づき。
http://hanatomo31.exblog.jp/26377381/
2016-11-14T14:34:00+09:00
2016-11-14T20:33:53+09:00
2016-11-14T14:33:54+09:00
hanatomo31
シンガポールSingapore
先週のいつだったか、夕食時にまた雷タイム。私がそばにいるし、窓から空の様子もよく見える 比較的冷静に雷を観察できるいい機会だったので教えてあげました。雷が「ピカッ」と光った後に、少し遅れて「ドドーン!」の音がするんだよ。
それからは閃光を感じてから1番苦手なあの音がするまでの間に、幾分か心の準備ができるようになって恐怖心が和らいだそう。子どもも大人も、本能的に怖いと思うものであったとしても、メカニズムがわかると少しは大丈夫になるものですよね。 ところで前にも書いていると思いますが、シンガポールの雨季は日本の「梅雨」とは全く別のものです。どちらもその期間に雨が降るということは同じだけど、雨の降り方も、降っていないときも、全然違うのです。
シンガポールの雨季は、こんな感じ。
・短時間に雨がザーッと降る。一日中雨が降り続くことは多くない。
・雨が上がると、1時間後には青空が戻ることがほとんど。
・一時的に湿度は90%以上、気温が28-30度の耐え難い蒸し暑さになるが、じきに解消する。
・蒸風呂状態が解消すると、平常通りの湿気70-80%に回復。
・建物内ではエアコンを入れるのが当たり前なので、屋内はカラッと過ごしやすい。
・雨によって数度気温が下り(25-26度)、風の流れのある所ではひんやりと涼しくさえ感じる。
・雨が降っている時は、傘をさして歩いても靴やズボンのすそが濡れてしまう。出歩かないのが1番。
同じく雨がたくさん降るといっても、日本とシンガポールのそれでは質が違っていて、今の私はシンガポールの雨季が好きになってきました。なんたって、気温が下がるのがいい。それに、湿気の高い状態が思っているよりも早く解消されるから。
南国に住むことになってなにが1番私の懸念だったかといえば、「高湿度」。そう、気温ではなく「湿度」だったのです。人に話すときには面倒なので「暑いのが苦手で…」という事にするのが多いのですが、「高温度高湿度」が苦手というのが正確なところ。「高温度低湿度」はシンガポールの乾期にあたるかな。だいぶ慣れました。
一方で、長く暮らしていた日本の梅雨、秋の長雨時期は今も昔も本当に苦手で…。夏が近いのもあって気温も高かったりするから、大嫌いな「高温度高湿度」そのものである日が多い。それに雨は一日中続くものでしょう?
さらに言えば、なんとなく「梅雨明けして本格的な夏になるまで、エアコンはセーブ」という暗黙の了解があったりしませんか?(我が家だけ?)
だから、窓を開けて風を通そうとするんだけど、あまり風も吹かないし、吹いたとしても湿度MAXの風だったり。ソファが、じゅうたんが、果てはフローリングさえもがじとーっと湿り気を帯びている。戸建ては特に湿気がすごいですね。そんな、関東の梅雨時がダメでした。
こう書き連ねてみて、メッセージは何かといえば…私はシンガポールの気候に順応しつつある(!) ことをはっきり自覚しました。(ああ、でもエアコンのドライ機能が使えるという前提条件の下で...)
気候が1番のネックだと思っていたけれど、それも克服しつつあるということは…やっぱり…!ハナトモはどこだって「住めば都」なんですねー。(笑) ま、幸せな人です。
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アドリア海の恵み2
http://hanatomo31.exblog.jp/26349474/
2016-11-08T16:26:00+09:00
2016-11-08T23:09:39+09:00
2016-11-07T16:27:42+09:00
hanatomo31
クロアチアCroatia
<Busara>
「Busara / ブザラ」とは、海老や貝類を白ワイン、ニンニクなどの香味野菜、そしてとろみ付けのパン粉と一緒にさっと軽く蒸し煮したもの。この写真にもあるのは、トマト風味の「škampi / Skampi / 手長海老」のブザラ。ほかにも、「Dagnja / Mussels / ムール貝」を使ったものも人気です。
主役の手長海老は当然ですが、このパン粉でとろみ感がアップしたソース(スープ)は残すべからず!というよりも、誰しもソースにパンを浸して、スプーンですくって、最後まで食べたくなるはず。
<Brodet>
先日の記事で書いたものがまさに「Brodet / Brodetto / Fish Stew / 魚のオーブン煮込み (ブロデット)」。
私は帰宅してから気づいたのだけど、このブロデットには「Neretva Valley / Eel and frog stew / うなぎとカエルのブロデット」という名物もあったみたい。トマト味ベースで、じっくり濃厚なソースになるまで煮詰めてから頂くもののようです。
うなぎとカエル。この2つの食材がコンビを組むことがあるとは想像もしなかった。それだけに食べてみたい味です。次回への宿題だね!
<魚介のグリル>
「Grilled seafood / 魚介のグリル」。これもあちこちで食べました。
シンプルで飽きが来ないし、魚が新鮮ならばそれだけでいい。ブロデットのように調理時間を費やすのがしんどい(小1時間程度かかる)ランチ時や、とにかく腹ペコなディナーには焼きものが早くていいよね!
<Rižot>
子どもの食べそうなもの…と、時には気を使って「Rižot / Rizotto / リゾット」を注文することも。これは海老のリゾット。 「Rižot od Liganja tinte / イカスミのリゾット」は黒くて 案の定、娘はその見た目に警戒心を露にしていましたが、ハナトモの子どもなんだから嫌とは言わせないよ~。ゴハンの中にゴロゴロと肉厚のイカが存在感たっぷり。
<Blitva>
クロアチアでかなり定番の付け合わせといえば「Blitva / Boiled Swiss Chard / スイスチャードのお浸し」。 お浸しと書いては見たものの、日本のお浸しとは全く別のもの。まず、ジャガイモ入りなところが大違い。皮をむいて小さめに切ったジャガイモを茹で、その茹でている最中に同じお鍋でスイスチャードも茹でてしまいます。
ジャガイモが煮崩れないぎりぎり、柔らかめの加減でスイスチャードと共に水から上げ、適当な大きさにカットし、塩、コショウ、おろしニンニク少々、たっぷりのオリーブオイルを回しかけて出来上がり。
作り手によってジャガイモの配合が多めだったり、少なめだったり。ただ、概して共通しているのは少し水っぽい仕上がり。「水っぽい」と書くと悪いようですが、そうではなくて、クタクタのスイスチャードは食べやすくてクセになる味。ジャガイモを一緒に茹でるとは思いつきもしない新しい調理法&食べ方でした。1度食べて以来虜になってしまって、しょっちゅう野菜補給を兼ねて注文していました。
この美味しさを帰宅後思い出して家族に「あれ、美味しかったよねぇ…」と同意を求めたものの、なんだか反応が薄かった。どうしてなんだろうと思い返してみたら、あまりの美味しさに私ったら 独り占めしていて、家族の口にはほとんど入っていなかった模様。ゆえに、記憶も薄い訳ですね。ごめんなさい。お詫びに、我が家でもこれは作りますよ。
<Pašticada> 連日、魚介続きの食事だったけれども、時には肉料理もありました。Split、Dubrovnikなどが位置する「Dalmatia / ダルマチア地方」の家庭料理の1つ「Pašticada / パスティカーダ」。赤ワイン、トマト、ダルマチア名産のイチジクなどフルーツを使ってじっくり煮込んだ牛肉料理です。ホロホロにほぐれるぐらいゆっくりと長い時間かけて火を入れてあります。付け合わせは写真にあるような、(イモの)ニョッキや、茹でたジャガイモ。ほの甘いソースが特徴です。
<デザート編> ドゥブロブニクの伝統的なデザートの1つ「Rožata / ロジャータ」は、見ての通り「焼きプリン」!日本の人もみんな大好きよね。 この餃子のような形をしたペイストリーは「Rafiole / Ravioli / ラフィオール」。クロアチアでの名称はやっぱりその形から「ラビオリ」。皆考えることは同じ。 なかの餡は、アーモンドペースト、くるみ、オレンジゼスト、チョコレートのベースにナツメグ、ラム酒、それから「Maraschino / マラスキーノ」と呼ばれるサクランボの種を使ったリキュールで香りづけをしたもの。大ぶりの餃子1個程度のものを1つ食べると、ずっしりとした食べ応え。ブラックのコーヒーとゆっくり味わうとかなり満足できそうです。
外で頂いたものはおおよそこんな感じ。(朝食は毎食宿泊先だったアパートのキッチンで、調達してきた地元食材を食べていました。) 毎食たらふく食べていたのにも関わらず、この旅ではなぜか太ることなく家に帰りました。なんという奇跡!
魚介類中心の食事は、肉中心よりも軽いからでしょうか?階段の上り下り含め、街歩きをいっぱいしたからでしょうか?私の分析では、魚料理のポーションの巨大さゆえ、まずは魚を優先的に食べなくてはとパンなど炭水化物をほとんど口にしなかったのが良かったのでは?と。それに、デザートを食べるお腹の余裕も残っていなかったし。
沢山食べて、美味しかったのに太らなかったなんて、本当に最高!このことでクロアチアの旅がよりよい思い出になったのは言うまでもありません。だって、私の欲しいものは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」なんだもの。
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アドリア海の恵み1
http://hanatomo31.exblog.jp/26349388/
2016-11-07T15:53:00+09:00
2016-11-08T00:27:24+09:00
2016-11-07T15:52:26+09:00
hanatomo31
クロアチアCroatia
アドリア海に面したクロアチアの「Dubrovnik /ドゥブロブニク」、「Split / スプリット」そして「Trogir / トロギール」で食べたものたちを全部まとめてみました。
<生牡蠣> 旅先の体調の悪い時には生牡蠣を食べるのはご法度ですが、この旅行はゆったりのんびり旅。体調にも心にもゆとりがあったので、生牡蠣さんとはかなり久しぶりにご対面となりました。ううーん。会いたかったよ。
殻はまん丸に近い形で、平べったい。新鮮な牡蠣は海水の味だけで絶品。日本の牡蠣も、他所の牡蠣もそれぞれに旨さがあって、どれもいい!
<タコのマリネ> タコはどこの国にもメニューにあるものではないから、食べる習慣のある土地では真っ先に頼みます。このお店のタコは厚めのぶつ切りスタイル。ドカンと山盛り届きました。 こんな風に繊細に、極薄くスライスして出してくれるお店もあります。食べる時にはまだ冷たくてシャリッとしていたから、薄切りにする為に軽く凍らせてから包丁を入れているのではないかな。上に散らしてあるのは細切りのチーズ。 タコのマリネ…一体何回食べたんでしょうか…(笑) 写真が続々と出てきます。このお店は大小のケッパー沢山タコと一緒に和えてあったのがアクセントになっていました。大きいケッパーの実は食べ応えがあって、それ自体がおつまみのようでもあります。
<スープ> 地味な見た目だからと言って無視することのできない「魚の出汁のスープ」。ほんの少しだけど、お米入り。
<小魚のフライ> この食事の時には盛り沢山のタコのマリネと一緒に、前菜として「小魚のフライ」を頼みました。タコは主に大人用、小魚は娘用…という算段で。
そして出て来たのがこれ。ええ?直径20cmのお鍋にたっぷり!もう一品メインがあるというのに、これをどうやって食べきればいいのじゃ?パニックに陥る人たち。
<アンチョビのマリネ> アンチョビというと、一般的にはイタリア風のしょっぱいアンチョビを連想するものですが、これは「酸っぱいアンチョビ(イワシ)のマリネ」。食前にお酒と一緒につまむには絶好の一品。レストランの自家製で酸味はわりと強めな仕上がりのおかげか、食欲増進効果は抜群。
以上、前菜風なものを連ねてみました。メインディッシュ編に続く!
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忘れられない味。モンテネグロのレストラン「Stari Mlini」
http://hanatomo31.exblog.jp/26333086/
2016-11-01T16:00:00+09:00
2016-11-01T22:45:24+09:00
2016-11-01T13:29:02+09:00
hanatomo31
モンテネグロMontenegro
モンテネグロでの私のハイライトとは、食の体験。それ自体は「いつも通り」なんですが、モンテネグロでドライブ中に偶然見つけたレストランでの食事は大当たり!忘れられない美味しい記憶となりました。
クロアチア国境からからコトルへ向かう道中にある老舗レストラン「Stari Mlini」。下調べはせず、行き当たりばったりでいいのだと出かけたモンテネグロ。
目的地コトルはアドリア海から近い(というか、ちょっとだけ引っ込んだ入江)に位置することもあり、「食事には海の幸を」ということだけ心に決めて。看板だけで判断することは難しいけれど、Stari Mliniは看板を見た瞬間からピンとくるものがあったのです。
暖かい初夏の気候だったこの日は、16世紀に建てられたという粉ひき水車が見える屋外で食事をしました。田舎風なのに洗練されたこの店の全体像をとらえた写真がないのが残念です。木陰の向こうにはアドリア海。 民族衣装っぽい制服の担当者がやってきてメニューを見せてくれますが、メニューと共に持って来るのは冒頭の写真にあった鮮魚がドンと載ったお皿。 「今日はこんなのが入ってきましたよ。気になるのはありますか?」なんていう話をしているところ。
これを目にしたら、メニューを見てどれにしようかと検討することなんて忘れてしまって「どの魚に1番惹かれるか?」「どの魚だったら2人+1児で食べきれそうか…?」で頭がいっぱいに。
魚を選んで、お店の人と調理法を相談していきます。「できるだけシンプルに魚を味わいたい、しかも、伝統的な調理法があるならそれでお願いしたい」旨。「時間が少しかかるから、ゆっくり待っていて下さいね。」
待っている間につまんでいたのは「タコのマリネ」。沢山あったはずなのに、美味しすぎて時間稼ぎの役目を果たしません。 娘用に注文した「白身魚と野菜のスープ」。丁寧にほぐした魚の身と野菜。タコで食欲を刺激された私の前にあっては、味見せずにはいられない。白身魚のホンワカした甘味が優しい味わいのスープ、いいものです。 おまけですが、パンのお供として出された自家製の「タプナード(オリーブのペースト)」もまた、あとをひく味。ニンニクの効き具合も絶妙で、タプナードだけでも小分けして売ってくれないかと思ったほど。(なのに、帰る前に聞くのを忘れてしまった!)
これだけでも満足して帰れそうなところですが、ようやくお待ちかねのメインが到着。 ドドーン。鋳物のお鍋にたっぷりの香味野菜とトマト、白ワイン、オリーブオイル、塩コショウを回しかけ、きっちり蓋をして、この地方の伝統にのっとり窯に入れさらに蓋の上から灰をかぶせてじっくり火を入れたお魚。確か、時間にして1時間ほど。実にシンプル。そして実に美味。
大きな魚だったのだけど(丸の重量で750gあったのでは?)、夫婦で競うようにして食べ、時々思い出したかのように娘にも食べさせ…先ほどのお店の人が様子を伺いにテーブルにやってきたころには…お鍋の中はほぼ空っぽ。おつゆもしっかりスプーンですくって飲んだし、もちろん魚は骨やヒレを除いて きれいさっぱり消え去っていました。
「お口にあったかどうか確かめに…と思ったんですが…」「ええ、一目瞭然ですよね…(笑)」「ここまできれいに食べきるとは…」「うふふ、本当にねぇ(笑)」
以来、我が家ではこの味が忘れられなくて、週末の家族がそろう夕食には丸物の魚を調達し、この豪快な魚料理をストウブのお鍋で再現し、豪快にチュウチュウやりながら食べています。玉ねぎ、にんにく、白ワイン、オリーブオイルを遠慮せずにたっぷり入れるのが吉。たっぷりのトマト、セロリ、にんじんも忘れずに。
自宅で食べるのも美味しいけれど、あの好天気の空の下、いい景色に囲まれての食事はやっぱり他には代えがたい。モンテネグロに行く機会があれば、再訪したいものです。
Stari Mlini
starimlini.com
Ljuta BB, Dobrota, Kotor 85330,
Montenegro
+382 32 333 555
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ぶらり日帰り、モンテネグロ
http://hanatomo31.exblog.jp/26308592/
2016-10-28T16:50:00+09:00
2016-11-08T01:25:39+09:00
2016-10-26T23:29:22+09:00
hanatomo31
モンテネグロMontenegro
ドゥブロブニクの位置するクロアチア南部はモンテネグロやボスニアとの国境はすぐそば。頑張れば車で日帰りの旅も可能です。天気の良かったこの日は「Montenegro / モンテネグロ」の古都「Kotor / コトル」へ。 うねうねと入り組んだ海岸線と小さな島々が連なるドライビングルート。風光明媚な景色が続きます。ところどころ車を停めて休憩しがてら写真タイム… と、たんぽぽタイム。あまりに夢中になりすぎて時間を忘れる私たち…。シンガポールに住んでいると、たんぽぽってないんです!だからもう、見ると反応しちゃう。そして、たんぽぽの綿毛が「どんどん、ふーふーしてくださいっ」と言わんばかりに沢山あると、熱狂してしまうんですよ。あぁ、幸せ時間。 さて、コトル。この町も小さな港のある、崖が港までせり出している景観が印象的です。世界遺産にも登録されているコトルの歴史は古代ローマにもさかのぼることができるそうですが、現存する旧市街が形成されたのは中世になるのかな。 白い石造りの建物が並ぶ城壁内の建物。おおよその高さがそろっているのと、明るい石の色合いのおかげで、かなりの古都なのにすっきりと明るく感じられます。 かつてはイタリアの影響も色濃くあったことも影響しているのかな、街並みの印象はものすごく大雑把に感じた印象では「イタリアっぽい」。イタリアだって広いし、地域によって特色があるわけなのですが…、それでもね。 キノコ帽子のおじいさん。こうした飾り物のデザインテイストを見ているとロシアやギリシャ風味を感じてしまうのは、モンテネグロの主な宗教が正教会に属しているから。
特に予備知識もなくぶらぶらを街を散策して、教会に入ったり、パン屋でパンを買って食べたりしただけのコトルへの遠足。城壁内のコトルもすてきだったのですが、実は私にとってのモンテネグロのハイライトはここ以外のところにありました。次へ続く…(なる早 更新!)]]>
夕暮れ、海辺のパーティー
http://hanatomo31.exblog.jp/26308405/
2016-10-26T22:25:00+09:00
2016-10-27T21:17:24+09:00
2016-10-26T22:25:27+09:00
hanatomo31
クロアチアCroatia
まだまだ続く、ドゥブロブニク。海沿いの道を歩いていたらパーティーのセッティングをしている人を見つけました。 海を一望できる絶好のロケーションで開かれるパーティー。やっぱりウェディングでしょうか? 親戚が集まっての会食が始まったようです。音楽など過剰な演出のない、しっとりとしたいい雰囲気。(そう思うのは私が歳を重ねたからでしょうか…?)
目線を海の方へと移動させれば… 客船が入港してきました。もう日没も近い夕方の時間。
程よく雲が広がり、夕焼けも美しい。 海ばっかり眺めていてお腹がすいているのを忘れていた。私たちもレストランへ向かわなくちゃね。 パーティーは夕暮れの中も続く…。
ドゥブロブニクは滞在日数も長かったこともあるし、純粋に美しかったというのもあり、写真をかなり撮影しています。ボツにしきれなかった夜にかけての旧市街の様子をどうぞ。
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のんびりドゥブロブニク
http://hanatomo31.exblog.jp/26255493/
2016-10-07T17:20:00+09:00
2016-10-07T00:44:59+09:00
2016-10-07T00:27:45+09:00
hanatomo31
クロアチアCroatia
ドゥブロブニクに行くのは初めてだったけれど、ゆっくり長い滞在をしました。ここを拠点に車で日帰りの旅をしたり、ただただぶらりとドゥブロブニクを散策するのが目的でした。我が家の旅は夫の仕事がらみの便乗旅が多いけれど、この時は完全なる休暇。3人揃ってのんびりできるのは稀なこと。 滞在したのはホテルではなく海近くのアパート。海から近いのがとにかく魅力で、部屋からもアドリア海が見える。住宅街は海にまで迫った山のようなところあるので、毎回、市街地までの行き来にはかなり急な階段を上り下りする必要があります。それが冒頭の写真「海と階段」。 幸いにも、部屋から出る時には階段を下りるだけなので足取りも軽い。でも、帰りは上り。お散歩で疲れた後には堪えます。とりわけ、子どもが「歩かないっ!」と宣言した時には。でも、3歳の子どもにしては結構頑張って毎日たくさん上り下りしてくれました。ようやく春の肌寒さが緩むぐらいの、いい気候だったこともお散歩の意欲を高めてくれたのだと思います。 それと、この景色。大人も子どもも、この景色見たさにせっせと歩いていました。 水には足を入れなかったけれど、透明度も高く美しい。 日本人の肌感覚ではまだまだ海開きには早いけれど、気にしないツワモノもちらほら。 ドゥブロブニクの城壁が見えてきました。もうすぐ城壁の街の門の前。
中はどこもかしこも砂色の石、石、石。こんな風に色味が統一された景色をしばらく見ていなかった目にはとても新鮮に映ります。 城壁内の広場。
城壁内はそれほど広くもないのですが、ウロウロと歩き回るのは楽しいものです。メインストリートを歩いた後には… 細い路地に入ったりして。先日のネコ達は路地にも多く出没していました。城壁内も一部は斜面に建物が建てられているので、うっかりすると急こう配の階段が体力を奪っていきます。(でも楽しい)
多くの人は街をぐるーっと囲む城壁周遊散歩を楽しむのですが「ほぼ全行程階段か…」と考えると、とても娘が歩ききれる気がしなくて、コレはなかったことに。夫と娘が昼寝をしている間に一人でも行ってみようかしら…と思ったりもしたけれど、…思うだけで終わってしまうもの。昼寝のお付き合いの方が、のんびり休暇には合っていたようです。 ドゥブロブニクに何泊もして城壁歩きもしなければ、宮殿の見学もしなかった我が家。海へクルーズにも出なかった。気候のいい時期にウロウロお散歩して、花の香りをかいで、ネコを眺めて、美味しい魚介をたらふく食べて(これはまたいずれ)、好きな時に部屋に昼寝をしに帰って…家族でのんびり過ごした良き休暇。
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