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嫌いだけど、頑張ってみました

登山は好きですか? 私は昔も今も、「嫌い」です。なのに、何年かに1度はどこにもないやる気をなんとか振り絞って、登る羽目に。

高校時代はどういう訳か、「登山好き」の先生ばかりが集まっていた非常に偏った学校であったために、入学して間もない頃に「登山靴&登山用ウールの靴下」等を買わされ、毎年あった修学旅行(この場合修学旅行とは言わないのかな?)登山を強要(笑) されました。「体力がないから無理です…」等の言い訳は受け付けられず、問答無用で引っ張っていかれるんだもの。辛かった思い出です。

社会人になってからも「日本人なら人生で1度は富士山登頂!!」という企画が持ち上がり、「興味なし」と意思表示しているのに連れていかれました。「途中でギブアップしたら、″リベンジ登山″が再び企画されるに違いない…。そんな事になったら苦しみは2倍!!」と、呪文のように自分に言い聞かせて、登りきったっけ。

日焼け止めクリームで強烈な日差しをばっちりカバーしたつもりが、耳だけ塗るのを忘れた為に、耳だけ火ぶくれになってただれたりもしました。(皆さんも気をつけてね。) あぁ、またしても辛い思い出。(笑)

前置きがやけに長いですが、えぇ、そうなんです、嫌いなのにまた登山しました。
今回はノルウェーのフィヨルド「Preikestolen (説教壇 岩(いまいちピンとこない名前))」
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フィヨルド…響きは抜群に良いんですが、登山がもれなく付いてくるとなると一気にやる気が失せるんです、私。車で行けないなら、ヘリコプターに乗ってみるのは??…なんてすぐ楽すること考えてしまう。(ヘリコプターは予算的にアウトですね。)

Preikestolenのコースはこうなっています。
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フィヨルドの頂上は、高さ604mのところ。標高270mのスタート地点(4合目?) からは、高さ334m、長さ3800m分の距離を登る、片道2時間のコースです。山歩きに慣れている人なら、ひるむことはないのでしょうが、私にとって「往復4時間…」は恐怖。
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いまひとつ、道の険しさが伝わらない写真で残念です。登り始めて5分と経たないうちに息が上がる…。(涙)登山道は全体を通して岩がゴロゴロしていました。障害物の少ない山道を行くよりは、岩の上をピョンピョンとケンケンしながら進む方が飽きなくて好きです。
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進むほどに変化する山の景色は見事。
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急な斜面にへばりつくようにして草を食む羊たち。大きな鈴をぶら下げていたので、どこかのお宅で飼われているようです。
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ちょっと雰囲気が出ているかしら。ゴツゴツ岩。手を使ってよじ登らないと這いあがれないような大きな岩もあります。「辛い」とか言いながらも何気に、障害物を乗り越えるのが楽しくなってきた頃。
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標高も高くなってきて、霧の向こうにフィヨルド。山の向こうにまた、山。そして、蛇行する河が見える。すれ違う人に「あとどれぐらい??」と聞くと目指すところはまだのよう。
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時々こんな平らな木の橋があると、足の裏が喜びます。これもまた絵になるいい景色。山の上はすっかり冬っぽいですね。標高はあまりないので、気温は見た目程低くはありません。
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最後の試練。「体感 斜度45度」(そんな訳ないけど) の超急な斜面を登ると、ほぼ到着。
ふぅぅ、長かった!!
写真は直立した状態で、前を進む人を見上げるようにして撮影しました。それなのに、平坦な道のはるか遠くを歩いているように見えますね。大変さが伝わらないわ。

そして、このブログも写真だらけで長くなりすぎたので、頂上の写真は次の記事で…。
by hanatomo31 | 2008-10-14 06:21 | ノルウェーNorway

座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」


by ハナトモ