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ブリュッセルの珍しい建築「アトミウム」

ベルギーを訪れる人に「絶対行くべき!!」とまでは言えないけど、「こんな面白い建物あります」と紹介したいのが「Atomium(アトミウム)」
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1958年に開催されたブリュッセル万博の際に建てられた建造物です。
万博の「目玉モニュメント 兼 展望台」として作られたのだと思われます。
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設計したAndre Waterkeynさんは、「鉄の結晶の分子構造を建物で表現」しました。9つの球体が20本の線で繋がれています。高さは102m。
今見ても斬新だけど、「昔の人が考える未来っぽい感じ」があって私は好きです。

本当は万博の開催期間である6ヶ月限定の建物として作られたのだそうですが、人気があったからなのか、完成まで2年を要したから壊すのがもったいなかったのか(たぶん両方)、今でも当時のまま残されています。(2003年に改装されています)

一番上の球の展望台に上ることはもちろん可能。「92mの高さまで22秒で一気に上昇するエレベーターがスペシャルなんですよ」と、エレベーターガール(!!)さんがものすごく早口に、そして機械的に仏・蘭・英の3ヶ国語で説明してくれます。「ヨーロッパにあるエレベーターの中では最速である」と、アトミウムのサイトには書いてありましたが、どうも疑わしい。
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その他の球にも、斜めになったエスカレーターや、階段でアクセスすることが可能です。
エレベーターで移動するときはちょっとしたSF映画っぽい感じで、なかなか絵になるし楽しいです。

今はちょうど、「'58 ブリュッセル万博開催50周年回顧展」をやっていて、50年代のベルギーの様子や、「ベルギーの威信をかけて!!」という当時の意気込みが伝わってくる、宣伝ポスターや、資料を見ることができます。私はこうした当時の生活感や、頑張った人達の苦労が伝わってくる展示を見ながら、「自分がその時代に生きていたら…」なんていう想像(妄想?)をするのが好きです。
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万博のポスターの一部。とんがった星マークは、万博のロゴマークでした。
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万博のホステスさんが表紙のムック本。(ホステスさん達、案外可愛くないです)
髪型や、制服が50年代っぽい感じ満開です。

「ブリュッセル万博50周年記念」というのはベルギーではわりと大きなイベントなようであちこちで関連展示を見かけます。万博を特集したムックもあったので私も買いました。

(上記写真。買っただけで満足してあまり読んでいませんが…)「'58年に生まれた有名人」リストが載っていました。マイケル・ジャクソン、マドンナ、プリンス、ドリス・ヴァン・ノッテン、ウォン・カー・ウァイ、シャロン・ストーン、ホリー・ハンター等々…。みんな今年50歳になるそう。
特にマドンナの50歳は驚異的に思いますが、どうでしょう?
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Atomium
 Atomium square
 B-1020 Brussel (Laken) あまり役に立たない住所。
 ブリュッセルの北側にあります。
by hanatomo31 | 2008-04-26 08:24 | ベルギーBelgium

座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」


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