GONG XI FA CAI 恭禧發財 - 旧正月だよ!
2015年 02月 19日
今年は「ひつじ年」。なんの疑問も持たずに日本のお正月時期は過ぎて行きましたが、シンガポールで旧正月の飾り付けを見てなんとも言えない違和感が。 それはね、今年の干支である、シンボルの動物がどう見ても「ひつじ」ではなく「やぎ」だから。いや、これは中華系の人には「ひつじ」なのかしらん? さらに言えば、日本では「未年」当たり前だけれど、シンガポールでは「羊年」と書きます。ぼーっとしていると気づかずに通りすぎてしまうけれど、似ているようでちょっと違う。よね?
本当はこの2つの疑問に対してちゃんと答えを見つけてから記事にしようと思っていたのだけど、間に合わず旧正月が来てしまいました。仕方がないから、正解編は別途書くことにします。(…悔しいな) 旧正月直前の週末の中華街の様子をどうぞ。去年と同じ、コインの電飾が張り巡らされています。去年もこのストレートな「お金」の電飾に度肝を抜かれたのでした。 大晦日のアメ横のような賑い。ベビーカーで中華街に乗り込んだことを少し後悔しましたが、どうにかなるもので、ちゃんと通りを歩ききることが出来ました。 アメ横っぽいのは人混みだけでなく「お菓子のたたき売り」のおじちゃんがいるところまで。この時はゼリーを売り込み中。
お正月のシンボルの1つ「みかん」。なにかを連想するからおめでたいわけですが、もうわかりますよね? 「ネコヤナギ」も旧正月の飾り付けに人気です。無彩色の白いもの以外にも、こうして着色したものも人気があるようです。これを見ていて、スウェーデンのイースターの飾り付けで着色した羽を使っているのを思い出しました。どちらも春の訪れを感じる行事ですから、花畑のような色使いに人は心がときめくのかもしれません。
この時期、大量に売られる旧正月のお菓子。自家消費用によしですが、1番の使い途は旧正月期間中に親戚や友人のお宅を訪問する時のお土産として。このプラスチックの赤い蓋のついたお菓子を持っていくのが一般的です。
なかに入っているお菓子は様々。お茶受けに最適なタピオカ粉で作った落雁のようなクッキー「Kuih Bangkit」もあれば、パイナップルのジャムがたっぷりのしっとりとしたクッキー「Kuih Nastar」だってあるし、「Seaweed Crisps /海苔チップス」なんていうお酒のツマミに持ってこいのものまで。なんていうのが、数ある中でも私がお気に入りのお菓子です。 お正月のめでたい言葉が書かれた切り紙の飾りも売っています。ここのお店のものは大量生産の機械でガッシャンと型を抜いたものだったから、ビックリするほどお安かった。中ぐらいのサイズの円形のもので、3ドル(約270円)。 選べなくて今回は買わなかったけれど、他にも沢山おめでたい中国語の四字熟語が。1つ1つ意味を調べていったら知識が増えそうです。と書きつつ、まだやっていません。これも今後の宿題だわね。 最後は旧正月のシンボルである「Cai Shen / 財神」さまの福々しい笑顔でしめましょうか。皆様のところにも福がきますように。
by hanatomo31
| 2015-02-19 01:48
| シンガポールSingapore