ケルティック・ジュエリー
2013年 02月 25日
「アイルランド特集」をやると書いたのに、ちっとも進んでいない! だから、今日はアイルランドの話題を。 アイルランドに行くと決まってから心に決めていたことがありました。ケルトのジュエリー「Claddagh Ring / クラダリング」を探しに行こうと。 「王冠+2つの手+ハート」この3つのモチーフで構成される指輪を見たことはありますか? 私の場合、この指輪との出会いは高校生の頃。同じクラスにいた友達が指にしていたのをみて、その指輪の意味や由来を聞いて以来素敵だなぁと、ずっと気になっていたのです。(我ながらずいぶんと長い間想い続けたものだ!)
アイルランドではこれらのモチーフが「愛、忠誠、友情」のシンボルとして知られ、指輪をつける位置、向きによって、その指輪をはめる人の婚姻・恋愛の状態を表現します。 左から順に、
A: 王冠を上向きに右手にはめる: 現在、特定の相手がいないことを表わす
B: 王冠を下向きに右手にはめる: 現在、想いを寄せている相手がいることを表わす
C: 王冠を上向きに左手にはめる: 既に結婚の契りを交わしたことを表わす
この意味を瞬時に見分けられる人がどれだけいるのか分かりませんが、なんだかちょっと惹きつけられるものがあると思いませんか? アイルランドのGalway近郊で誕生したとされるこの指輪、厳密にいつ、誰が、作りだしたものであるかは分かっていません。
"それらしい"と言われている有名な逸話としては、1675年に西インド諸島へ航海に出たRichard Joyceなる人物が、アルジェリアで海賊に捕まり奴隷として売られた先で金細工師としての技術を習得し、やがてアイルランドのGalwayに帰国した後に指輪の製作を始めた、とされるもの。1737年に試作品として作られた指輪も現存しているとか。
また、この指輪がなぜ「Claddagh Ring」の名称で呼ばれているのか、その関連についても謎のまま。 Galwayに限らず、アイルランドのあちこちでCladdagh Ringは売られています。もっとも由緒正しく、歴史のある老舗の店として知られるのは、Galwayにある「Thomas Dillon & Son」。1750年から続くお店なのだそうですよ。
プラチナ、ゴールド、ピンクゴールド…好みのものが選べますが、「Claddagh Ringが生まれた当時の姿におそらく1番雰囲気が似ていると思われるのは、ピンクゴールドだよ」とは、現店主のアドバイス。
Thomas Dillon & Son
1 William Street, Galway, Ireland
アイルランドではこれらのモチーフが「愛、忠誠、友情」のシンボルとして知られ、指輪をつける位置、向きによって、その指輪をはめる人の婚姻・恋愛の状態を表現します。
A: 王冠を上向きに右手にはめる: 現在、特定の相手がいないことを表わす
B: 王冠を下向きに右手にはめる: 現在、想いを寄せている相手がいることを表わす
C: 王冠を上向きに左手にはめる: 既に結婚の契りを交わしたことを表わす
この意味を瞬時に見分けられる人がどれだけいるのか分かりませんが、なんだかちょっと惹きつけられるものがあると思いませんか? アイルランドのGalway近郊で誕生したとされるこの指輪、厳密にいつ、誰が、作りだしたものであるかは分かっていません。
"それらしい"と言われている有名な逸話としては、1675年に西インド諸島へ航海に出たRichard Joyceなる人物が、アルジェリアで海賊に捕まり奴隷として売られた先で金細工師としての技術を習得し、やがてアイルランドのGalwayに帰国した後に指輪の製作を始めた、とされるもの。1737年に試作品として作られた指輪も現存しているとか。
また、この指輪がなぜ「Claddagh Ring」の名称で呼ばれているのか、その関連についても謎のまま。
プラチナ、ゴールド、ピンクゴールド…好みのものが選べますが、「Claddagh Ringが生まれた当時の姿におそらく1番雰囲気が似ていると思われるのは、ピンクゴールドだよ」とは、現店主のアドバイス。
Thomas Dillon & Son
1 William Street, Galway, Ireland
by hanatomo31
| 2013-02-25 19:16
| アイルランドIreland