さて、昨日は2012年最後のスウェーデン料理教室の日。愉快な皆さまのおかげで、最終日も賑やかに終えることが出来ました。皆さまありがとうございました。
今日はメインの食事メニューのご紹介をすることになっていましたね。
料理教室ではいつでも大人数の食事を1度に準備しますから、まるで給食を作っているかのように大量の食材との戦いが待っています。そして、12月は特に
「食材を切って切って切りまくる」というのが裏テーマと言えるほど、切る作業が沢山ありました。(表テーマはもちろん「スウェーデンのクリスマス料理」ですが)
ジャガイモ、玉ねぎ、紫キャベツ、りんご、オレンジ、グレープフルーツ…そのどれもが薄切りや千切り。
「柑橘の冬サラダ」に使うオレンジやグレープフルーツは包丁で果皮を厚めにむいて、1つずつ包丁で切りだしていくやり方が手早くて、無駄も少ないうえに、仕上がりも綺麗なのでおススメです。
この時はクランベリーと(写真には写っていませんが)アーモンドのスライスを一緒に合わせて。お肉料理の箸休めにお勧めです。
もう1つの付け合わせ
「紫キャベツとりんごの蒸し煮」は、ホールスパイスで香りづけをしてあり、豚肉料理との相性抜群です。山盛りの食材もやがては…
こんなにしんなり。たっぷりのキャベツを無理なく食べることが出来ますよ。
そして、メインメニューその1である
「Janssons Frestelse / ヤンソンの誘惑」に使う
スウェーデンのアンチョビ。日本で一般に手に入るイタリアスタイルのアンチョビとは違い、塩分は控えめで甘しょっぱく、スパイスの効いたモノです。残念なことに
日本では手に入らないし、似たような味の代用品もないことから、この料理を作れるのは運よくこのアンチョビが手に入った時だけ。(イタリアスタイルのアンチョビで代用すれば味は違いますが、それはそれで美味しいお料理になります!)
今月のメニューにヤンソンの誘惑を加えることが出来たのは、ヴィンテージ北欧雑貨を扱う
Fukuyaさんがスウェーデンへ買い付けに行かれた際に、ご厚意で料理教室で必要数を買って帰ってくださったから。どうもありがとうございました!
アンチョビとジャガイモと玉ねぎはやがて、美味しそうな色に焼き上がったグラタンとなってオーブンよりでてきましたよ。
この黄色いものをまとったのは何かといえば…メインの料理その2である
「Julskinka / クリスマスハム」。
初日では3.4kg、2日目も2.5kgある大きな塊のスモークドハムを使ってじっくりオーブンで焼き上げました。こんなに大きなハムを買う機会は料理教室でもやっていなければなかったことでしょう。(笑)
これらを少し厚めにスライスして、冷めないうちにお皿に盛りつけ、お腹をすかせた皆さんと一緒にランチタイムです♪
という訳で、ランチのお皿はこんなに盛りだくさんになりました! ハラペコだった私は全部、猛烈な勢いで食べきってしまいましたがね!
教室内に飾りつけしたのはスウェーデンの冬の飾りにはお馴染みの
「Julstjärna / クリスマスの星」。(詳しくは
以前の記事を参照ください) 大きくて華やかな飾りですが、実は紙製で折り畳み可能で、収納が簡単であるところもポイントだったりします。(詳しくは
過去の記事を参照ください)
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料理教室を楽しみにしている私にとってはこうして1年の日程が終了してしまうと、ホリデーシーズンはこれからが盛り上がり時だというのに、既に終わってしまったかのような 不思議とちょっぴり寂しい感慨にふけってしまいます。でも、良く考えてみれば まだまだやることは沢山待っているのですよね!!
また、これまで通り
「作ったよ!」のご報告募集中です。 いつのどのメニューでも問いません。写真を一緒に送って下されば、こちらのブログにてご紹介いたしますのでぜひお知らせくださいね。
皆さまも良いホリデーシーズンをお迎えください。