ギリシャご飯 - その2 - お肉メニュー
2011年 05月 24日
ギリシャご飯。野菜メニューの次は、お肉のメニューですよ♪
<ギロ> お手軽なファーストフードと言えば「γύρος / Gyros / ギロ(イロ)」。簡単に言ってしまえば、「ドネルケバブ」と非常によく似たものです。同じように串に差したお肉(牛肉/羊肉) を回転式グリルで焼いて、それをナイフで削り出し野菜やソースと共にパンに挟んで食べる、そういうものです。
ギリシャのギロの特徴としては、使われている「Πίτα / Pita bread / ピタパン」がむっちり肉厚で、半分に切ったりせずそのままクレープのように巻いて食べるところ。(通常のピタパンは薄い生地で、2つに割ると半円型のポケットが出来て、そこに具材を入れて食べる。) この時食べたモノには、フライドポテトも挟まっていて、ベルギーで食べた「La Mitraillette / ミトライエット」を彷彿とさせます。安くて、美味しくて、ボリュームたっぷり。でも、食べ終わった後に妙な罪悪感があるから、そう何度も食べられないなぁ。
<ギュベチ> このお料理をなんと説明したらいいかしら? 料理名は「Γιουβέτσι / Giouvetsi / ギュベチ(ユベチ)」。ギリシャ語で「キャセロール」「土鍋オーブン煮込み」といったことを意味する言葉です。 一般的には、牛肉、羊肉、鶏肉などの骨付き肉を、低温のオーブンでじっくりトマト味の汁でじっくりと蒸し煮にし、お肉が骨から外れるぐらいやわらかくなったら、お米の形をしたパスタ「κριθαράκι / Orzo / お米型パスタ」を投入し、煮汁を吸わせるようにして更に煮込みます。パスタが煮汁を吸って芯がなくなった頃が食べごろです。 お好みで、肉の代わりにシーフードで作ることも出来ます。お米型パスタはパスタですから、食感はパエリアやリゾットとは別の物。ちょっとプルンとした食感が良い口当たりです。
このお料理はお肉で作る場合には調理時間が長くかかるのですが、簡単だし、なによりもお肉の旨みを全てパスタが吸ってくれて、ウマウマな仕上がりです。好きすぎて、私は日本に戻ってからもうすでに3度も作りました。今では私の得意料理の1つかもしれません。(笑) 多めにつくっても、少量作っても、調理時間はほぼ同じなので、大人数で食べるご飯の時にドカンと作るのがいいのかもしれません。
<仔牛のトマト煮込み> こちらも、お肉を土鍋にに入れてオーブンでじっくりに煮込んだお料理で、トマト味ベースです。一見すると似ているけれど、仔牛肉と一緒にメークインのような煮崩れないジャガイモが一緒に煮込まれているところがこの料理の特徴。シナモンの風味が隠し味です。
<フェタチーズのパイ、ハチミツがけ> ギリシャのお料理にはパイが種類豊富にあるのですが、そのうちの1つ「フェタチーズのパイ、はちみつがけ」なども唸るおいしさです。油少なめのパリっとしたパイ生地の中に「φέτα / feta / フェタチーズ」が入っていて揚げてあります。その上からハチミツがタラーンとかけてあって、更に白ごまが表面を全部覆うようにしてかかっています。チーズの塩気と、はちみつの甘味が味わいを奥行き深いものにしてくれます。とても濃厚♬
<ムサカ> ギリシャで食べられる料理で最も有名なものの1つかもしれません「μουσακάς / Moussaka / ムサカ」。作り手によっていくらか違いはありますが、ナスとひき肉ソースを交互に重ねてオーブンで調理したグラタンです。大人もコドモも、味にコンサバな人もそうでない人も、大抵の人のお口に合う、人気の定番おかずです。
<パスティーチョ> ムサカときたら次は…「παστίτσιο / Pastitsio / パスティーチョ」。ミートソースとマカロニとホワイトソースで作ったラザニアのようなお料理。これも、コドモに好かれる鉄板のお料理なんではないでしょうか?
<卵レモンソース> 多分、殆どの人が食べることになるであろう「ντολμάδες / Dolmades / ドルマデス(ドルマ)」は、葡萄の葉で包んだピラフのこと。今回はそのことではなくて、その上にかかっているソースの話。
このソースは「Αυγολέμονο / Avgolemono / 卵レモンソース」という名前で、名前のとおり卵とレモン汁、そしてお出汁で出来ています。どうやら、ソースといえば最も代表的なモノの1つのようで、色々なところで何度も登場しました。お肉料理(特に鶏肉) との相性の良さは抜群なんだそうです。これはまだ自分で作ってはいないけれど、難しくないそうなので取り入れたいと考えているところ。
<オマケ: クレタベーコン・アパキ> 味わってみたかったのに、ついぞ私の口に入ること無く終わってしまったクレタ島の「Απάκι / Apaki / アパキ」というベーコン。食べていないのでうまく説明できませんが、聞いたところによるとスモークの風味がそこら辺にあるベーコンとは一風変っていて、それはそれは美味しいのだそう…。(ギリシャ人談) 「アパキを袋からだして、そのままパクっと食べたいなぁ…」なんて、この写真を撮りながらじーっと考えていましたが、これも実現せず。試せなかったものほど、頭から消えないんですよねぇ。
お魚編へと続く…。
<ギロ>
ギリシャのギロの特徴としては、使われている「Πίτα / Pita bread / ピタパン」がむっちり肉厚で、半分に切ったりせずそのままクレープのように巻いて食べるところ。(通常のピタパンは薄い生地で、2つに割ると半円型のポケットが出来て、そこに具材を入れて食べる。) この時食べたモノには、フライドポテトも挟まっていて、ベルギーで食べた「La Mitraillette / ミトライエット」を彷彿とさせます。安くて、美味しくて、ボリュームたっぷり。でも、食べ終わった後に妙な罪悪感があるから、そう何度も食べられないなぁ。
<ギュベチ>
このお料理はお肉で作る場合には調理時間が長くかかるのですが、簡単だし、なによりもお肉の旨みを全てパスタが吸ってくれて、ウマウマな仕上がりです。好きすぎて、私は日本に戻ってからもうすでに3度も作りました。今では私の得意料理の1つかもしれません。(笑) 多めにつくっても、少量作っても、調理時間はほぼ同じなので、大人数で食べるご飯の時にドカンと作るのがいいのかもしれません。
<仔牛のトマト煮込み>
<フェタチーズのパイ、ハチミツがけ>
<ムサカ>
<パスティーチョ>
<卵レモンソース>
このソースは「Αυγολέμονο / Avgolemono / 卵レモンソース」という名前で、名前のとおり卵とレモン汁、そしてお出汁で出来ています。どうやら、ソースといえば最も代表的なモノの1つのようで、色々なところで何度も登場しました。お肉料理(特に鶏肉) との相性の良さは抜群なんだそうです。これはまだ自分で作ってはいないけれど、難しくないそうなので取り入れたいと考えているところ。
<オマケ: クレタベーコン・アパキ>
お魚編へと続く…。
by hanatomo31
| 2011-05-24 00:18
| ギリシャGreece