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スウェーデンご飯 その8 - Rotmos

いただきモノのステキ野菜の中で、私が1番楽しみにしていたのは「スウェーデン蕪 / 英 Rutabaga / 端 Kålrot」。外も中も淡黄色をしていて、紫色の大きな蒙古斑(?) のようなものがあるのが特徴。
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見た瞬間から、作りたいものは決まっていました。スウェーデンの家庭料理のひとつ「Rotmos / 直訳: マッシュした根菜」です。「スウェーデンの料理」と書きましたが、似たような料理はオランダにもあって、それは「Hutspot」と呼ばれています。蕪、じゃがいも、にんじんを茹でてマッシュしただけの非常に素朴でシンプルなお料理です。
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豚肉料理との相性は最高で、メインの付け合せに、時には主食にぴったり。
この時はせっかくなのでRotmosを主役に据えて、塩漬けしたスペアリブを添えました。

茹でて潰したりしないでそのまま別々に食べても美味しいのでしょうが、質感や味わいの違う根菜が互いに混じり合った優しい味わいは「1+1+1=3以上」のものになります。スウェーデン蕪やにんじんの素材のあまーい味と、お肉の塩気がよく合うの。風味に特徴を与えてくれているのは、蕪の効果。じゃがいもとにんじんだけでは得られないものがあります。黄色からオレンジにかけての色のグラデーションも綺麗でしょ。

=Rotmos の作り方=

<材料>
 ・スウェーデン蕪 (無ければ白いカブ)
 ・じゃがいも
 ・にんじん
 ・塩
 ・胡椒
 ・バター

<作り方>
 1. 根菜の分量はお好みで。でも、蕪:じゃがいも:にんじん=2:1:1 にするのがおすすめです。
 2. 根菜の皮をむき、5cm角ぐらいに切り分ける。細かく切り過ぎると水っぽくなるので注意。
   小さい蕪なら切らずに。にんじんは他の野菜と体積を揃えるように。
 3. 塩を多めにした湯で、芯がなくなるまで茹で、しっかりと湯切りをしてからボウルに移す。
 4. 野菜を木べらなどで大雑把に潰していく。潰しすぎずに、野菜の食感が少し残るぐらいにする。
 5. バターを足しコクを与え、お好みで胡椒で味を整える。

 *実は普通の白い蕪では作ったことがないのですが、多分、それほど遜色はなくできると思います。多分。
  (近いうちに作って、ちゃんと確認しておくようにします。)
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by hanatomo31 | 2011-02-24 14:41 | スウェーデンSweden

座右の銘は「空腹は最高の調味料」 欲しいのは「食べても食べても太らない、魔法のカラダ」


by ハナトモ